蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

みちのくドライブイン紀行 3日目

3日目の記事です。

夜から降り始めた雨が降り続くのでテントに籠り続ける。

 

でも慌てる必要はない。今日は八幡平周辺を散策する日なので時間に余裕がある。

というか岩手山山麓のキャンプ場ではなく、ここに連泊するのが良いかも。

濡れたテントを撤収するのは億劫だ。

熊が出て閉鎖されたらテントがどうなるかは知らないが、その時はその時だ。

 

夜、向こうに見える光の数を数えたら、利用者は5組だった様子。

 

さてテントの方は全く問題ないのだが、

折りたたみ傘を忘れたので、トイレに行くのに合羽を着ていく必要があるので、

最大8時間近く我慢した(笑)

 

雨の日のキャンプは防御陣地の確保も重要だ。

 

10時頃には雨が止み、反転攻勢に出る。

雨の日は装備が万全であれば問題はなく、

むしろ雨の中を走る他のライダーを見ると、仲間意識なのか奇妙な一体感を感じる。

激しい雨であればあるほど、疾走するライダーを見ては、

頑張ってるなとよく独りごちている。

 

まあその雨もほぼ止んだのだが。

八幡平のレストハウスまでは結構長く、急カーブが連続する道で油断は出来ない。

そして辺りはついに雪景色となる。

GWなので車やバイク多いと思いきや、ピリリと来るほどの酸性の湯で有名な

玉川温泉の方へ行くようで、その後はひとりツーリング。

 

新潟では叶わなかった雪がたっぷりで興奮気味。

しかし標高を上げるにつれ、濃いガスが辺りを包み視界が効かなくなる。

 

レストハウスは駐車する車も皆無。

しかも凄まじい風が吹きつけて凍えそうだ。

雨はまだしも強風は危険。しかもこんな中、行き過ぎてUターンすることになったし。

でもこんな風でも、アフリツインASを倒すことは出来ないはず。

進もう、この先へ・・

 

というわけで駐輪代¥200を払い、目的のドラゴンアイ(鏡沼)を見に行くことに。

今季は温暖らしくGW頃が見頃かと思ったが、何となくそんな感じでは無い。

それでも4月20日を最後に、ライブカメラで確認するのを止め、

現地で直に見ることにしたのだ。

 

このピンクの目印があるのでほぼ迷うことなく進める。

さあどうだ?

 

4月30日のドラゴンアイ。

結構輪郭出てきて意外と悪くない。

今日で2回目の訪問で、前回は2020年の6月10日に訪れていました。

例年だと見頃は5月下旬頃からかな。

 

ガチ装備気味のハイカーが来るので、周辺を散策するのかも知れません。

私はここで撤退します。

 

こちらも帰路ですが測定しました。

 

この後、間違えて樹海ラインへ進んでしまったので再びUターン。

ヘアピンカープにある、勾配付きの未舗装の駐車帯だったので大変苦労しました。

 

八幡平アスピーテラインを下るとようやくガスが晴れてきました。

 

そして岩手山も見える。

 

更に松尾鉱山跡のアパート群も。

その脇に道があり車も走っていたので、私も行ってみることに。

 

ネットで調べると色んな事故が出て来るので、つい時間を忘れて調べてしまう。

しかし何ともいえない景色です。

鉱山の栄枯盛衰は、形容しがたい何かを惹きつける。

 

松尾鉱山資料館で鉱山の歴史や、住民たちの暮らしを知る。

無料ですが館内は撮影は禁止です。

 

旅の記念や資料を頂いてきました。

 

そして近くにある焼き走り溶岩流へ。

これは見事な光景です。

 

辺りは溶岩流で覆われ植物が全く育たないらしい。

ここは遊歩道が続くのだが、展望台まで1kmとありすぐに引き返します。

今日のゴム靴ではとてもじゃないが歩けません。

凄い光景だけど、訪れる観光客も少なく穴場的な場所でした。

 

岩手山山麓にある馬返しキャンプ場は見に行かず食事に向かう。

無料キャンプ場だし、恐らく空いていると思うけど。

 

遅い昼飯となりましたが、予定のろばたドライブイン

丸24時間ぶりのまともな食事なので腹が減りました。

 

こちらのシステムは事前に食券を買います。

テプラでしっかり店の営業案内などが、詳細に明記してある。

メニューが豊富なので、まずは席に着いてからじっくり考えよう。

 

料理写真も多く掲載しているメニューは豊富で、目移りしそうなくらい。

珍しく握り寿司まであるのが面白い。

 

初訪問なので、まずは手もみ醤油ラーメン(¥880)

更にミニかつ丼(¥450)を注文。

ラーメンは優しい醤油味なので、ついスープを飲み進めてしまう。

手もみ麺なのでスープの絡みも良い。

かつ丼はオーソドックスな見た目だが、しっかりとした味だ。

どちらも美味くて大満足です。

 

建物の造りは古風で落ち着いた雰囲気。

というか今回のドライブインはそんな店が多いのだけど。

 

食後は田沢湖方面へ向かうので、

国道46号仙岩道路を西へ進む。

奥羽山脈を抜けるには、この道路を超えるしかないので、

必然交通量は多いが流れは良い。

 

その道中、仙岩峠の茶屋に到着。

昭和41年創業の歴史ある茶屋。昔は旧道の方に店を構えていました。

ろばたドライブインで食べたばかりなので、今晩の夕飯(おでん)は持ち帰り。

 

名物は甘口のおでん。

絶壁の眼下には秋田新幹線が通っており、景色を見ながらの休憩が出来る。

 

ちょうど新幹線が通りました。

 

流石に角館の雲沢観光ドライブインは厳しいな。

刺巻湿原でミズバショウでも見学するかと走ったが、

ヤフナビが訳の分からない場所を案内したので断念。

帰宅後調べると、断念した場所から1kmぐらい先だった・・

 

16時30分。再び玉川ダム下流公園。

結構な強風が吹いてましたがテントは無事。

雨・風に強いテントなので、こういう日は安心です。

 

茶屋で買ったおでん(¥800)

長期保存(40日間)が出来る真空パックは¥950です。

 

6種類入っており、大根とこんにゃくはデカい。

テント内で食べても充分美味かった。

今日はおでんと枝豆の残りで十分だった。

やはり真空パックのも買っておいても良かったぐらいだ。