蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

晩秋の福井ツーリング 地点X編

6時30分からホテルの朝飯を食べた後、8時30分に出発。

ここ鯖江から30分程の距離にある、越前の海岸へ向かいます。

途中、消雪装置の点検で道路には水が散布されていたが、

水圧が強くて膝くらいまで水が飛んで来た。。

 

道の駅越前では朝市が開催されていました。

蟹汁やいか焼きの露店は大行列!

いか焼きは¥900でしたが、サイズを見るにそれに値する大きさだとは思った。

 

解禁されたばかりの越前がにが並ぶ。

かなり高価だけど、箱に詰められ売れていく様子を眺めていると、

購入者との格差を感じずにはいられない。。

 

以前行ったことのある蟹かに亭では、2~3人用で最低サイズでも4万4千円~ 

"極"級だと8万8千円~となってます。貧乏性なので絶対無理だわ(笑)

コンビニの蟹かまか、精々紅ずわいがにがやっと・・

ちなみに活いかやソースカツ丼もあったりする。私はこっちを狙います。

 

今年は資源保護が功を奏し豊漁で、来年以降も豊漁になる予想ですが、

蟹の値段は高いままです。豊漁過ぎて定められた漁獲量を早々にオーバーしそうで、

例年では獲っていたサイズの蟹は獲らずに、海に戻しているそうな。

するとそのサイズが欲しかった店は、それよりも大きい蟹を買うしかないので

値段は高くなるという話。

張り替えられた値段を見ると相当上がってるし、12月はお歳暮の時期や正月で

更に値段が上がりますね。

 

 

そして海岸に来た真の目的はここ。

 

特務艦関東遭難之地と記された碑。

関東は大日本帝国海軍の特務工作艦で、大正12年12月にこの海で座礁し沈没。

乗員207名の内、100名近くの将兵が無くなりました。

 

近くにある公園には、当時の様子が描かれたレリーフがあります。

 

この地の村の住人らが、極寒の中救助活動を行い、

婦人らは恥じらいを忘れて肌身で仮死状態の将兵らを抱きしめて、

その体温で命を救ったとある。

 

何度も通った場所で、普通は通り過ぎてしまうような場所ですが、

過去にこんなことがあったことを知り、とても感銘を受けました。

この事故のことはあまり情報がありませんが、

「特務艦-関東の遭難」というのが、古本で売ってます。

 

 

越前海岸での目的を果たしたので、次は昼食のために武生へ。

やはり¥1,000ほど給油する必要なのでガソスタへ。

何故か武生も鯖江のガソリン価格は地元より安かったし。

 

10:45 越前そばの里。

ここで食事と福井県クーポンを消費します。

土曜日なので食事の注文待ちの行列が出来ている。

食事を終えると列は更に伸びてました。

 

目の前で生産される武生製麺を使用。

生産作業はパートで時給¥1,000で募集中です。

 

安定の福井セット¥1,180。去年より¥25アップ。

ようやくソースカツ丼にありつけました。

今年の春はしょうゆカツ丼にしてしまいましたからね。

おそし蕎麦も美味しい。蕎麦猪口に入れた蕎麦つゆで食べるタイプのは、

ここ数年食べてないと思う。

 

今回の土産セレクション。なめこは前日購入。

これで自宅でなめこ蕎麦が完成。なお一向一揆の里ではなめこ蕎麦は¥900でした。

 

 

もちろん御誕生寺で猫と戯れる。

猫の数は減っている感じだが、今日は駐車場が満車になるくらい人出。

 

それでは最終目的の地"X"へ向かいます。

R8号ではなくR476号で南下。南越前町の今庄から柳ケ瀬トンネルまでの区間

好きなんだよね。

 

しかしR365号の栃ノ木峠は土砂災害で通行止め・・

もう間もなく冬季閉鎖期間となり、来年5月頃まで解除とならない。

まあ災害復旧しない限りずっと通れないのだけど。。

 

R476号を走っていると、眼下にある害獣捕獲用の檻に鹿が捕まっていた。

近くに寄って見たいので集落内へ入るも、どうも檻は私有地の気配・・

住民からの視線が痛いので撤収です。

 

 

滋賀県関ヶ原に入り伊吹山ドライブウェイへ。

そう、Xと言っていたのは伊吹山山頂の事。

ここでサンセットを見て、今日のツーリングのフィナーレを飾りたい。

 

この週末で今季の伊吹山ドライブウェイも営業終了となります。

毎年恒例の通行料金半額となるので、久しぶりに登ってみることに。

二輪車は125cc以下は通行禁止で、通常¥2,200がこの2日間は¥1,100で走れます。

 

やや遅い時間なので、ほぼ前が詰まることもなく山頂駐車場へ。

 

伊吹蕎麦なども半額になったり、お土産なども安くなるものもあります。

 

山頂へは西登山道で40分とあるが、普通に歩いて20分ほどで行ける。

この気軽に登山出来るのが良く、夕日狙いにお勧めの地。

 

途中でバイクのキーが無いことに気付いた。

またバイクに挿しっ放しだろうから、予備のキーもあるので気にせず登ります(笑)

あと上半身のプロテクターも脱いでくるのも忘れた。

 

山頂到着。

日没まで約1時間あるので適当に過ごす。

流石に風がある分寒いですね。防風性のあるバイクウェアのまま来て正解です。

 

茜色に染まりつつある伊吹山山頂。

 

琵琶湖の方へ沈む太陽。

これで今回計画したツーリングは完遂です。

下山して戻るとやはり鍵は挿しっ放しでした。

 

帰りは夜景が楽しめます。

道は明りが無いので真っ暗ですが、敢えて日が完全に落ちた時が楽しい道。

 

 

大垣IC近くにある初訪問のかつ時へ。

ルートインから歩いて行ける距離にあったが、ホテルの夕飯付きだったので寄れず。

悔しいので帰りに寄ろうと思ってました。名古屋市内は店舗が無いし。

 

迷わずトンテキポンド定食を注文。+130で豚汁に変更。

ここはアトムグループなので優待ポイントで食べれる。

 

かつ時で勝鬨を上げたくなるボリューム!

更にご飯、豚汁、キャベツをお代わり(無料)で満足。

中年にはちと量が多いので、普通盛りと豚汁で良さそうだ。

 

地元で20Lくらい給油した後、無事帰宅しました。

これで春まで近場のツーリングになると思います。

来年の5月には大野市の水田の芝桜を見に、福井県を訪れようと思ってます。

あと活いかも(笑)