蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

晩秋の福井ツーリング R416号の怪編

秋も終わりを告げる11月25日、福井県を中心にツーリングへ行って来ました。

走るのは山口県以来で、その間の落ち鮎・紅葉狩りを我慢してこの日を待った。

行楽シーズンですが、流石に毎週走りに行くのは金銭的に厳しいですからね。

 

出発は4時15分。今日は興奮して寝れなかった・・

まず向かうのは今回の最奥部、石川県の尾小屋鉱山資料館。

開館時間が9:30なのでここから攻めます!

 

4Lだけ給油。

ぎりぎり往復できるとは思ったが、最後に地点Xに寄るのでちょっと無理っぽい。

 

R41号からR156号へ。

日帰りでも行けなくはない距離だが、今日は余裕の1泊2日でツーリングなので、

高速道路を使うまでもない。

 

今日からフルフェイスに換装したが、シールドとピンロックシートに隙間があり、

曇りが全く取れないので前があまり見えない・・

もうシートを取り外したほうがいいね。

この先は福井県に入り、寒冷地帯の九頭竜湖に入るので、

持って来た電熱ベストの電源を入れる。

"強"は4時間しか持たないが滅茶苦茶暖かい。

これで冬装備完全体(笑)

 

蒸気霧に包まれた九頭竜湖

気温は0~2℃ぐらいを表示していた。

この時間は大野油坂道路の建設工事の車が多い。

 

山間部を抜けて大野市街、勝山市街を抜ける。

どちらも盆地なので濃い霧が立ち込めて視界不良。

映画「ミスト」の世界ですね。"奴ら"に襲われそう・・

あと街を見渡せる場所があれば、霧に包まれたいい絵が撮れるのだが。

 

福井県勝山と石川県小松市を結ぶR416号へ。

私のツーリングマップルは2017年版なので、

2018年に完成したこの未開通区間は載っていない。

その事を今年の春頃に知って、走ってみたいと思ってました。

まだ冬季閉鎖前だったので助かりました。

冬季閉鎖期間 2022/11/30 16:00 ~ 2023/04/28 16:00

 

ヤフナビには道が描かれてはいるが、絶対にこの道を案内しない・・

一応ここ国道ですよ? そしてナビ出来ずに止まってしまった。

 

道は急峻な峠道ですが、道路はとても綺麗で幅員も割と余裕がある。

カーブには3基のカーブミラーも設置されていたりと、

割と最近造られただけあり、安全にも配慮されている。

 

新保峠に到着しました。

石川県側も道幅は広く、ガードレールでは無くコンクリートブロックになる。

ただ路肩(白線の内にも)に塩カルでも入っているのか、

黒い袋がいくつも整然と置かれていた。

これが存在を見落としそうで、対向車が来た時に左に寄ったりすると、

乗り上げて転倒の恐れがある。崖に落ちないためのブロックも見ての通りで、

バイクは落ちなくてもライダーは落ちそうだけど・・

 

ナビもやっぱりダメだ(笑)

要因は何だろうか。まだ未開通扱いなのか冬季閉鎖中になっているのかも。

麓の方には"悲願50年 勝山~小松開通"とかの看板を見かけたが、

折角造ったのに、ナビも案内してくれない悲しい国道となってます。

でもここらは登山するには面白そうで、近くには無料のキャンプ場もあるので

要チェックな場所です。

 

峠付近は綺麗でしたが、石川県側の川沿いは酷道レベル。

少し前に降った雨で荒れてスリッピー。ガードレールもほぼありません。

 

牛ヶ首峠でも頑なにR416号を案内しないナビ。

もはやR416号の怪。

 

彼方には海が見えた。

 

そして尾小屋鉱山資料館に到着。

200kmちょっとありましたが9:25と、ほぼ狙い通りの到着で気分が良い(笑)

リターンバイクした職員とあれこれ尋ねられながら開館時間に。

入館料¥500を支払い見学しました。

 

坑道の長さは160kmあるとか!

 

屋外のマインロードでは、リアルな人形で当時の雰囲気を感じられる。

ただ現在、第一入口は閉鎖されており第2入口の坑道のみ見学可能。

 

坑内を照らす明かりの前には、シダ系やコケがすくすく育っていました。

 

周辺マップ。

登山やスキーなども楽しめるようだ。

1時間ほどの見学を終えました。

では折り返しのためR157号へ移動。

 

途中の道の駅一向一揆の里には、山立会の木滑なめこが販売。

デカいなめこと普通サイズのを買って計¥340。

 

峠のたこ焼き屋さん。美味いけど11月末現在8個で¥650になってます。

2年前に来た時は8個(9個入ってましたが)で¥550。

以前の値段を調べてしまうのが悪い癖。 

たこや小麦粉などの値上げで厳しい時代となりました。

 

さてなめこの直売がてら山立会食堂へ行く予定でしたが、

既になめこを買えたので、隣にあるレストラン手取川にするか。

 

たった今たこ焼きを食べたので、軽めのかつ丼のみ¥850。

すると後で入った客が、鮎の子持ちを注文するのが聞こえました。

 

女将に尋ねるとどうやら鮎は一年中提供している。

子持ち鮎(落ち鮎)はこの期間だけとのこと。

今季は諦めていた落ち鮎が食べれたのか・・ 

まあここで鮎の塩焼きだけというのも、なかなか注文しづらいけどね。

ホームページでは¥750ですが、最近の値上が分は更新されてないかも知れません。

 

 

余談ですが。先日岐阜県の大安食堂が孤独のグルメに放送されました。

何度か訪れている店が番組に出ると嬉しいですね。

松重さんもこの辺に来てジビエ料理を食べて欲しいところ(笑)

 

再び勝山、大野を経由して宿のある鯖江方面へ。

 

次は足羽川ダム建設展望台に行ってみます。

実は適当に走っていたら、間違えてR476号の伊自良温泉まで行ってました。

 

この道は建設に関わる車で凄いことになってます。

仮設道路を通ったりするのでバイクの場違い感半端無い・・

 

でも工事現場は凄い迫力で貴重な体験でした。

 

15:30にはルートイン鯖江で余裕のチェックイン。

チェックインなら寝顔を見せるだけ~♪

本当はもっと安い宿の予定だったけど、天気予報をぎりぎりまで見てから

予約しようとしたら無くなってしまい、

朝夕付きとはいえ40%引き後の¥5,940の宿に。

 

福井のクーポン券の有効期間は1ヵ月近く。

山口県のは翌日まででしたから都道府県では全然違う。

 

1時間ほど仮眠してすっきりしました。

 

夕飯は5つから選択。とりマヨ定食とグラスビール。

夕飯無しプランでも¥5,000くらいする。

飲食店は結構あるけど、外に食べに行く手間が省けてまあいいか。

 

 

走行距離358.7km