蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

乗鞍岳はツーリングの寄り道に最高だった

この連日の暑さでどこか涼みに行きたい!

そんな事を2日前に思いつき、計画したのが岐阜と長野の境にある乗鞍岳でした。

今年はまだ本格的な登山しておらず、やや不安があるが、

この乗鞍岳はとてもイージーな山で、今の私でも登山出来ると思い、

思い立ってすぐ出かける形となりました。

 

今年の春頃にほおのき平に寄って、登山届やバスの時刻表も持ち帰っていた。

何より2017年に肩ノ小屋まで行っているので、大筋のルートは知っている。

その時は登山に興味が無く、そのままバイクウェアやブーツで来たので、

流石に山頂には行きませんでしたが。

 

起床1時の2時出発。

今回も一宮~郡上八幡までのツーリングプラン(¥2,000)を利用。

飛騨清見まで行けば普通車半額だけど、ツーリングプランの短距離範囲内ならば

こちらの方が分かりやすく、郡上からの下道もなかなか良いので高速は勿体ない。

 

白鳥付近のコンビニで休憩。

ここでほおのき平までの時間を確認すると到着時間が5:35。

無理して5:55の始発(ご来光バスは除く)は止めておこうと思い、

腹が減っていたのでお茶とおにぎり一個を購入。

 

ナビではR158号で荘川に入るが、通?は県道452号を使うと思う。

この時間帯なら国道も空いているが、低速車に捕まるとストレスが溜まる。

ただ452号もこの暗い中ではリスキーなので、少し空が白み始めるまで少し待つ。

 

郡上市から高山市に入った所。道中、虫の数がやばかった(笑)

久しぶりだったので何度か止まって写真を撮ったのに、ほおのき平までの

予測到着時間がみるみる縮まり、始発に余裕で間に合うレベルに(笑)

 

気温は14℃! 今日からメッシュジャケットだったので、当然防寒着を着ました。

 

さすが六厩(むまや)極寒ですな。真夏でも30℃まで達しないかも知れない。

真冬ならば-20℃まで普通に下がる超寒冷地帯。

この荘川から飛騨清見までは快走路。

夏にバイクで走るならここでしょうって感じ。白バイもツーリングしてますけど。

飛騨清見ICから高山ICまでは無料区間の自動車専用道路となる。

 

高山市街に入ったのは出発から3時間。

ただ夜のR41号を走っても同じか、3.5時間程度で行けると思うので、

高速利用に逡巡したが、帰路の事も考えてお金を払うことにしたのだった。

 

そして5:30頃にほおのき平駐車場に到着。

土曜日なので既に登山者も大勢バス停に並んでいます。

でもハイシーズンの立山や駒ケ根などに比べれば全然です。

 

バスは2台目で、満席から3番目で滑り込みセーフ。

ほおのき平~畳平まで約45分。料金は往復¥2,500です。

 

バスで一気に標高2,700mまで登ります。

イカー規制なので基本的にバスやタクシー、もしくは自転車や徒歩でも来れます。

 

ただ以前来た時は、乗鞍スカイラインで熊が出没。注意が必要です。

 

本日は晴天なり。

既にもうお腹が空いていたのと、緊急ラーメン用の水を買い忘れたので、

自販機で¥150で購入・・

お茶、スポーツドリンク、ただの水の計1.6Lを持って来ました。

夏の登山なら少し心許ないが、行動距離は短いので大丈夫なはず。

 

雪渓が残っているかもと思い、チェーンスパイクも持ってきたが、

今回の登山ルートにはここだけ雪があるのみでした。

やはり立山の室堂とは違い雪の量は少ないのね。

 

絶景を堪能しながら歩くと、今日の目的地である剣ヶ峰が遠くに見えて来た。

 

肩ノ小屋はまだ準備中。

確か常温?で飲み物(水は¥200)や、土産物も販売しています。

前線基地もあるので初心者も安心ですね。

また食堂も営んでおり、実はここでカレーを食べたいと思って来たのだが・・

仕方無いので裏の休憩地でゼリーを食べました。

 

山頂までは僅か50分。

ここまでは適当な靴で来られますが、ここからは登山靴が必要です。

 

もう絶景過ぎます!

しかも気温も10℃くらいで、天然の冷却風も吹き汗が全然出ずに快適そのもの。

 

山頂手前の小屋でも土産物販売中。

飲み物や携帯トイレも販売しているようで安心安全。

 

バーナーは店の裏にあるスペースで利用とありました。

山頂まであと少し。今日はお茶も全然減ってません。

 

 

乗鞍岳の主峰に登頂しました!

 

奥の山は御嶽山だね。その間に女工哀史で有名な野麦峠もある。

事切れる女工が寸前に見たという山がこの乗鞍岳という。

 

山頂には鳥居や賽銭箱が設置されてました。

気温も10℃くらいで風が吹くと、汗で濡れたシャツで少し寒いくらい。

今日起きた部屋は31.5℃でしたが、その6時間後くらいには10℃の山頂に佇んでいる

のが不思議な感覚です(笑)

あまり広い山頂ではないし、続々と登山者が訪れるので下山しましょう。

そうそう山頂は電波も通じます。

 

肩ノ小屋まで下山しました。

小屋は営業していますが、不思議と中で軽食を食べている登山者がいない・・

何となく私も躊躇し、裏でラーメンでも思ったが、誰もバーナーを使ってないような?

バーナー禁止とか、私が知らない山ルールでもあるのか思い、

空腹状態だけど何も食べずに出発。

 

帰りに富士見岳の登山道。

乗鞍岳は23ある山で構成されており、ここはそのひとつ。

 

帰り道でもあるので登ってみました。

富士山が見えるそうだけど、方角が分からない・・

久しぶりの登山ですが、全然膝も痛くならないし、

体力も水も残ってまだまだ戦えそうな気配。これは自信に繋がりますね!

 

畳平ターミナルと鶴ヶ池。

 

富士見岳の麓には広大なスペースもあります。弁当を広げるには丁度良さそうだ。

 

ご来光絶景ポイント?

畳平TLからすぐ魔王岳という気になる山が近くにあるが、

丁度バスが来て、乗車最後の1名枠に飛び乗ったので、

これで乗鞍岳登山は完了となりました。

 

 


休憩は計41分でした。

畳平から3時間ちょっとあれば、絶景の3,000級の山に登れることから、

バイクツーリング中に寄って登るのも全然ありですね。

私の方も膝痛や翌日の筋肉痛も無く、ちょっと自信が出て来ました。

3,000mクラスの涼しさがあれば、そこらの低山よりずっと快適ということも判明。

 

一度も顔を拭わなかった汗ふきタオル。

いつもは帽子から汗が滴るレベルなのに・・

 

そして反省は、無駄な荷物でザックを重くしてしまった事。

チェーンもそうだし、普段使っているボディバックごとそのまま持って来てしまった。

あと日焼け止めを持って来たけど、塗るのを忘れたこと。

今、顔や首と手の甲が真っ赤です(笑)

でもまた来よう。

 

それではラーメンスポットを探しにせせらぎ街道へ向かいます。

下界は暑すぎて、腹が減っているのに定番のカツ丼類もきつい。。

 

ザックはそのまま背負って走ってみる。

全身ハードプロテクター装備で、体の自由が無くなり乗りづらい。。

 

道の駅ななもり清見の様子を見ると、何故か車もバイクもスカスカ。

バイクあるあるだけど、暑すぎるとライダーの数も減るみたいだね。

 

西ウレ峠から少し南へ走ると、こもれび広場という広場がある。

車の方も数台来て涼んでました。

私は一番奥の方へ向かって歩く。今回来たのは初めてだけど、

以前から休憩するには良い場所と思っていました。

 

広場涼しく意外にも厄介な羽虫などがあまりいません。

西ウレ峠付近にもハイキングコースがあるようで、近くを通ったら

訪れたいと思っている。

 

久しぶりのラーツー。良いラーメンスポットを見つけました。

¥150の水で値上げしたカップヌードルを作る。

今日は他に自販機でお茶も買ってしまったので出費が痛い・・

 

目の前を冷たい小川が流れている。

サンダルはバイクに忘れてしまったので、日焼けした手を冷やしてみる。

川の中の石にはオタマジャクシがいっぱいへばり付いてました。

 

今日はこの後、各務原のイオンかモレラ岐阜に寄って、

レイトショーで劇場版ゆるキャンを観賞しようと思っていたが、

まだ14時過ぎ・・ 

この辺の計画が適当だけど、時間を潰すために他を周るとガス代も掛かるし

今日は諦めるしかない。

 

この時季はあまり道の駅には寄らず、

クオカードが使えるコンビニ、しかも日陰がる所以外はスルー。

炭酸水とアイスを購入。水代もかなり掛かるからね。

ここまで暑いと、折角郡上に来ても鮎の塩焼きすらどうでも良くなってしまう。

休憩後、郡上八幡ICから名古屋方面へ。

 

ガソリンはまた入れておかないとどんどん上がる(-_-メ)

 

走行距離 396.4km

走行燃費 24.7km/L