蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

久しぶりの登山 簗谷山へ そして道迷い・・・

土日は風が強かったが、月曜日は雲ひとつない快晴で静穏。

絶好のツーリング&登山日和だったので、岐阜県下呂市に位置する

簗谷山(やなだにやま)へ向かいました。

 

まだ深夜早朝は走りたくないので、7:30発で都市高速を利用し小牧北ICへ。

が、小牧北出口1km前で渋滞。。出るのに20分も掛かってしまった。

通勤ラッシュがあるので手前で下りるか、

尾張パークウェイ経由が正解かも?たまに凍結で通行止めになるが。

 

久々の東仙峡金山湖の湖畔道路でワインディング。

車も少なくラーツースポットもあるので良いところです。

 

掛川沿いに走ると登山口の分岐があります。

簗谷林道を走るとほぼ雪も無く良かったが、回避不可なくらい落石があるので

ハンドルを取られないよう走る。前日にV-strom250が崖?から落ちる動画を見た

ばかりなので慎重に・・

 

 

登山者は私ひとりだけ。

簡易トイレは使用不可でした。20分遅れの10時50分頃に登山開始。

 

なおヤフナビは案内出来ない場所らしい。林道は案内しない仕様かもだけど、

最寄りの県道86号で案内して欲しいですね。

 

適当にブナの木ルートで登ってみる。

 

沢沿いを進む。

登って1分程度ではぁはぁしてきたので、やや歩幅を抑えて登ってみる。

後で気づいたが道が既に分からない。

 

水場に寄ってみる。

雪解け水だろうか?滔々と流れており枯渇する気配はない。

 

しばらくすると笹薮地帯へ。笹は山頂まで続くようだ。

この時期は短いので良いけど、夏はマダニが潜んでそう。

 

朽ちた巨木の倒木があちこちに。

でもこの山は木々を観察するには最高かも。

特に新緑、紅葉の時期はかなり良い景色となりそうだ。

 

途中で乗鞍岳が。最初はずっと御嶽山と思ってましたが。

 

山頂付近からは残雪が残る。

 

約1時間20分ほどで到着。

山頂は広くは無いので食事にはやや不向きか。

 

眺望は最高で、右から御岳山、乗鞍岳北アルプスが良く見える。

 

樹木があるので360℃パノラマではなく280℃くらいは見える。

以前登った乗鞍岳木曽駒ケ岳、白草山、能郷白山を確認。

 

迫力ある乗鞍岳の他に槍ヶ岳も。

 

山頂ヌードル。

登山あるある?で、お湯を入れて3分待っても麺が固い問題があるけど、

ヌードルならば問題なく食べれるし、紙タイプの容器だと小さくなるのでお勧め。

 

寒さの方も既に上着(サーマラップジャケット)を脱いでおり、

汗でびしょびしょに濡れたシャツだけでも全然寒くなかった。

大概風が吹くと地獄の寒さを思い知るのだけどね。

 

むんっ

雄大な山々に感化され帰り際に自撮り。丁度よい台があったし(笑)

下山ルートは南尾根ルートで。

 

こちらは結構雪が残っている。

それでもチェーンスパイクは無くても行ける。

 

水場?小鹿の涙という場所。

ここまで鹿は何度か見たし、鹿のフンも凄い・・

 

この場所にある。

 

ところで山頂付近は良かったが、この南尾根ルートは少々危険個所が多い。

 

浮石が多いし、登山道自体が狭いので油断すると落ちそう。。

後で知ったがえげつない数のヒルが潜んでいるようで、変な場所で発見したら

反射的に崖に飛ぶかも知れない。

 

そんなことを考えていたら行き止まり。

少し前からここ本当に登山道か?というくらい、危険な気配の道だったが、

どうもアプリの登山道から外れている。

 

冷静に考えると元来た道を戻るのだが、

どういうことか急峻な崖を登る理外の行動へ。。

 

登山道へ戻りたいけど、横移動ができない地形で、

まずは上へ上へと目指す。何十m登ったのやら・・

 

バイクとか運転していると、誰しも死にかけた事があると思うが、

この時の私は、右手で掴んだか細い根っこを離したら死ぬ状況。

トレッキングポールを格納し軍手装備。スパイクはまあいいか。

露出した岩や根っこを探して登り続ける。

 

上から登山道を見ると、見覚えのある三連倒木が。

 

斜面は急なので尻ソリで真下の樹木に向かって滑り下りる。

なかなかの勢いがあるので衝撃も凄い。

でもこうい樹木が無いと遥か下まで行くので仕方ない。

何とか笹エリアに到着すると、短い笹を握って横移動。

 

小一時間ぐらい経ってようやく登山道へ復帰。

 

それでもどうしても道が分からず、諦めて山頂へ目指すも

途中の朽木の倒木を跨ぐ体力も無いことが分かり、やっぱり隠された道を探すことに。

雪エリアまで戻ったけど、私以外の足跡があったのでルートは良さそうだが?

 

うろうろしていると謎は解けた。

どうやら九十九折となっており、私は間違えて直進したようだ。

遠目では全然分からず、近くだと分かる感じ。

まあ自分が目くらだったのが一番の原因かもだけど。

 

しばらく進むとまた直進してしまった。どうも正面突破してしまう性格のようだ・・

こちらのルートは道がどうも不明瞭。こちらのルートはほぼ目印リボンも無いし。

確か綿向山の不人気ルートでも同じ目にあったと思う。

 

無事に下山。この岩場で膝に痛みが走る。

 

登山靴の中まで土塗れに・・ 後日コインランドリーに放り込もう。

体の外傷は若干のすり傷のみ。

軽い登山だったが、後半まさかの事態となってしまった。

 

さてもう16時近く。

予定では14時30分には出発し、明宝ハム工場の見学しよと思ったが、

今日はもう間に合わない。

 

最後は地獄を見ましたが、気軽に登れる山でした。

特にぶなの木ルートの往復がお勧めです(笑)

心拍数はこんなもんでしょう。アフリカツインASの傾斜押し歩きの方が高い結果に。

力業で突破する奇行と、ルートを外してしまうことが

多々あるのは反省しないといけない。

 

疲れているがまだツーリングはこれからだ。

登山に比べたらバイクの運転は、逆に体力が回復しますからね(笑)

まずは完成したばかりのめいほうトンネルへ。

 

 

こんな山奥に立派なトンネルが出来たもんだ。

場所が場所だけに車は皆無。

ただ小川峠を嫌がるライダーには最高ではないかと思う。

 

その小川峠は閉鎖されてました。

この峠はバイク(ビックスクーター)乗り始めの頃に走った思い出の道。

道も割と広かったので、今だと楽しめる峠だとは思いますが、

当時は初のくねくね峠で結構痺れました。

 

訪問予定だった名産品の明宝ハム工場。無料で工場見学できます。

まだ従業員がいたのでガン見されました。

似たようなもので明方ハムというのもあるが、違いはよく分からない。

 

道の駅明宝。

食事するには困らない好きな道の駅。

 

直売所もあるが、道の駅の売店にもある。

 

生死を賭けた戦いの後の明宝フランク(¥220)はシンプルな味だが美味い。

そういえばここに来たら、毎回食べていたものがあったが思い出せない・・

 

さて時刻は17時ちょい。

大概ここから郡上八幡経由で帰るのだが、

今日はこもれびロードというのが気になっていたのでそちらへ向かう。

険道っぽい気がしていたが、立派なトンネルもあるしどうなんだろうと。

 

めいほうトンネルの方へ戻る。

夕方だし車の通りは少なそうだ。

 

結果的には全線快走路でした。多分一度も走ったことがない。

やまびこロード、せせらぎロード、あじさいロードとか色々ありますね岐阜は。

険道は東側の県道322号だったか。

小川峠と接続していたはずだが?

 

どうもこもれびロードが県道329号と生まれ変わり、県道322・323号は廃止。

ツーリングマップルの中部版が6年前のだから来月新調せねば。

 

 

このままR41号へ。車の流れも順調で小牧北ICから都市高速。

道の駅明宝からノンストップだったが、2時間ちょっとはかなり早かったような。

こもれびロードもツーリングコースに組み込みたい。

 

ハム、ソーセージ、フランクフルト、さるぼぼを購入。合計¥2,895でした。