蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

九州・炭鉱の島ツーリング 2日目

前回の続きからです。

 

0:30に起きたけど、出発は5:00出発。

余裕を持ってだらだらするのが好き。

雨はほぼ止んだけど、当然合羽は着たまま。

今日はまず、日本海に出て、ドライブイン日本海を目指す。

 

海沿いは日本海らしく白波が立ち、風も強い!

 

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6:40 ドライブイン日本海

ああ寒い。早く中に入ってめんとホットコーヒーを飲もう。

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店は以前と変わらぬノスタルジーに包まれていた。

でも汎用機は故障していた。

 

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正面の椅子にねこが座っている。

前回は見かけなかったが、今日は寒空の外にも3匹のねこが集まっていた。

 

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どうやら私の食べている肉そば(¥330)の具でも狙っている様子。やらんぞ。

 

そうそう、この店の近くにある折居駅さだまさしの祖父が建てた駅。

生まれは長崎だけど、本家はここなんですよ。

地元の人によると、たまに遊びに来るらしい。

 

さだまさしの曲は良いですよね。

私は「防人の詩」や、「償い」など心に沁みる曲も好きです。

令和になったこの時代、こういう沁みる歌は出るんだろうか?

 

 

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7:45 後藤商店

後藤商店はほぼ隣接する形で、2軒の自販機コーナーがある。

この周辺にも、自販機コーナーは集まっているので、前回は短時間の間にめん類を

食したので少々辛かった思い出。

 

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まずはゆで玉子(¥100)、隣の店の方は¥80だったけど。

この田中さんという方は、レトロ自販機の世界では凄く有名な方である。

先ほどのドライブイン日本海の方など、数店管理運営し、

自販機の修理も得意としているので、この道では神と呼ばれてるとか。

 

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3台の自販機が誇らしげに並ぶ。

 

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今回も贅沢なスタミナうどん(¥400)

でもラーメンの方には美味そうなチャーシューの存在も気になるとこだ。

 

さて次は訪問予定の観光スポット。

大板山たたら製鉄遺跡へ向かう。松下村塾反射炉とか、萩には幾つも観光スポットが

あるのに、山奥の遺跡を向かうという私マニアック(笑)

 

そして時間の都合で、須佐男命いかの店は素通りすることに。。

まあ萩なら割と簡単に来れるし、今日の夕食も九州で同じ活いかだから、

まあいいか。いづれ萩市内も観光に訪れたので、その時にでも。

 

 

ナビは苔の生えた山峡路、険道303号を案内してきた。

ロングツーリングでこういうのはいいから!

何とか通ったけど、東側を並走する国道経由のが早くないか?

 

 

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9:30 大板山たたら製鉄遺跡

今日はGW初日なのか、案内ガイドの方が声を掛けてきました。

場所が場所だし、私が今日の一人目の観光客だろうか。

折角なので案内して貰おう。

 

ここは江戸の頃から始まったが、たたら製鉄は古代から行われている。

まあ簡単にいえば、出雲地方は砂鉄が沢山採れるのだが、この大板山では採れない。

ではなぜここで製鉄したかというと、製鉄には大量の炭が必要で、

そのため広大な木材を得られる、この場所を選らんだわけ。

砂鉄は那古港から馬で運べたが、大量の木材は難しいし。

更にここには川もあるので、砂鉄から不純物を取り除いたり、

鉄を冷やす水も確保できる。

 

それでも10年くらいずっと製鉄し続けると、その木材も無くなるので、

再び木が生える間、別のところで製鉄していたようだ。

結局、宝暦~幕末期まで、何十年かの間隔を置いて計3回の操業したようだ。

この製鉄技術は携わる者だけの秘密なので、

周辺の部落とも交流はしなかったそうな。

 

たたら製鉄は簡単に語るのは難しいので、気になる方は調べてみて欲しい。

 

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去って行くガイド。

魏志倭人伝に書かれていたという邪馬台国。もし製鉄技術があったとすれば、

それを手土産?に中国との外交も出来たのではないか?

なので邪馬台国の場所は、砂鉄の採取がしやすい出雲近辺なのかも?

まあ適当に私が言ってるだけだけど。

 

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桂の木に降り立ち、鉄づくりを教えたという、女性の神さま「金屋子神祠」。

一応手を合わせておこう。

 

さて今は10:15。

ここから一気に九州へ。

道中、秋吉台のすぐ近くを通っていたが気付かなかった。

通るだけなので、寄るのもありだったな。

 

 

初上陸は関門トンネルで行くか。通行料金はバイク¥100と格安。

地元の衣浦海底トンネルのが高い。

 

ただ海を見てないので、ついに九州に上陸した!っていう高揚感は皆無だった。

門司の街をしばらく見て回ろうと思ったが、面倒になって高速道路で佐賀を目指す。

 

14:00 PAでいか天(¥300)と明太まん(¥280)を食す。

 

 

 

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佐賀に入ると、まずは今日の野宿地を見ておいた。

東屋はずっと離れた場所にあったが、今日は雨の心配は無さそう。

 

そして、いかで有名な呼子へ。

いか焼きとかではなくて、須佐と同じく活いかの店が多い。

 

 

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16:15 海中レストラン萬坊

 

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見ての通り海中にあるので、各座席の横から魚の泳ぐ姿が見える。

気を付けたいのは、恐らく先着順で窓側に案内されると思う。

なので窓側が満席だと、普通のテーブル席になるだろう。

 

 

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注文したのは、いかコース¥2860。

あまり良い感じに撮れなかったのが痛い。

もちろんいかはまだ動いている。こうやって食べるのは初めてだ。

でも鼻づまりで味は不明(笑) 噛んだ感触と、食べたという事実が欲しかった。

まあこの姿を見れば、味も美味いに決まっている。

 

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いかしゅうまい。活いかは天ぷらなどに調理して貰える。

他は先付けやご飯とみそ汁などが付く。

活いかはさすがに良い値段します。須佐の方でも単品¥2500ほどします。

今度地元の知多半島で、いか釣りするのもありだな(笑)

 

加部島などの沿岸を軽く走って、興味本位で波戸岬キャンプ場を見てみる。

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GWなので多くのキャンパーで、みっちり詰まっていました。

さすがにバイクだし、出発が早朝なので大顰蹙ですね。

せいぜい皆起床時間が早い、登山者向けのキャンプ場の方だな。

 

この付近に、名護屋城跡とか名古屋市民にはちょっと気になるスポットも。

歩いて見てないけど、道路から見える石垣だけでも凄かった。

その他、名のある武将の陣跡がいっぱい点在してました。

 

 

18:20 後川内ダム

 

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トイレの近くは利用客もあるし、お互い気まずい?ので、

角のツツジが咲き誇る場所に。

でもトイレの方は、夜になっても明りがつかなくて、訪れる人はいなかった。

 

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まだ明るいしチェーンの注油。

 

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食事はコンビニのカレー。

 

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風はバイクと植物で、やや抑えられたけどやはり今宵も地獄の寒さである。

今日もまともに寝れそうにないな。

 

 

本日の走行距離 485.3km