前回の続きからです。
0:30に起きたけど、出発は5:00出発。
余裕を持ってだらだらするのが好き。
雨はほぼ止んだけど、当然合羽は着たまま。
海沿いは日本海らしく白波が立ち、風も強い!
ああ寒い。早く中に入ってめんとホットコーヒーを飲もう。
店は以前と変わらぬノスタルジーに包まれていた。
でも汎用機は故障していた。
正面の椅子にねこが座っている。
前回は見かけなかったが、今日は寒空の外にも3匹のねこが集まっていた。
どうやら私の食べている肉そば(¥330)の具でも狙っている様子。やらんぞ。
そうそう、この店の近くにある折居駅はさだまさしの祖父が建てた駅。
生まれは長崎だけど、本家はここなんですよ。
地元の人によると、たまに遊びに来るらしい。
さだまさしの曲は良いですよね。
私は「防人の詩」や、「償い」など心に沁みる曲も好きです。
令和になったこの時代、こういう沁みる歌は出るんだろうか?
7:45 後藤商店
後藤商店はほぼ隣接する形で、2軒の自販機コーナーがある。
この周辺にも、自販機コーナーは集まっているので、前回は短時間の間にめん類を
食したので少々辛かった思い出。
まずはゆで玉子(¥100)、隣の店の方は¥80だったけど。
この田中さんという方は、レトロ自販機の世界では凄く有名な方である。
自販機の修理も得意としているので、この道では神と呼ばれてるとか。
3台の自販機が誇らしげに並ぶ。
今回も贅沢なスタミナうどん(¥400)
でもラーメンの方には美味そうなチャーシューの存在も気になるとこだ。
さて次は訪問予定の観光スポット。
大板山たたら製鉄遺跡へ向かう。松下村塾や反射炉とか、萩には幾つも観光スポットが
あるのに、山奥の遺跡を向かうという私マニアック(笑)
そして時間の都合で、須佐男命いかの店は素通りすることに。。
まあ萩なら割と簡単に来れるし、今日の夕食も九州で同じ活いかだから、
ナビは苔の生えた山峡路、険道303号を案内してきた。
ロングツーリングでこういうのはいいから!
何とか通ったけど、東側を並走する国道経由のが早くないか?
9:30 大板山たたら製鉄遺跡
今日はGW初日なのか、案内ガイドの方が声を掛けてきました。
場所が場所だし、私が今日の一人目の観光客だろうか。
折角なので案内して貰おう。
ここは江戸の頃から始まったが、たたら製鉄は古代から行われている。
まあ簡単にいえば、出雲地方は砂鉄が沢山採れるのだが、この大板山では採れない。
ではなぜここで製鉄したかというと、製鉄には大量の炭が必要で、
そのため広大な木材を得られる、この場所を選らんだわけ。
砂鉄は那古港から馬で運べたが、大量の木材は難しいし。
更にここには川もあるので、砂鉄から不純物を取り除いたり、
鉄を冷やす水も確保できる。
それでも10年くらいずっと製鉄し続けると、その木材も無くなるので、
再び木が生える間、別のところで製鉄していたようだ。
結局、宝暦~幕末期まで、何十年かの間隔を置いて計3回の操業したようだ。
この製鉄技術は携わる者だけの秘密なので、
周辺の部落とも交流はしなかったそうな。
たたら製鉄は簡単に語るのは難しいので、気になる方は調べてみて欲しい。
去って行くガイド。
魏志倭人伝に書かれていたという邪馬台国。もし製鉄技術があったとすれば、
それを手土産?に中国との外交も出来たのではないか?
なので邪馬台国の場所は、砂鉄の採取がしやすい出雲近辺なのかも?
まあ適当に私が言ってるだけだけど。
桂の木に降り立ち、鉄づくりを教えたという、女性の神さま「金屋子神祠」。
一応手を合わせておこう。
さて今は10:15。
ここから一気に九州へ。
道中、秋吉台のすぐ近くを通っていたが気付かなかった。
通るだけなので、寄るのもありだったな。
初上陸は関門トンネルで行くか。通行料金はバイク¥100と格安。
地元の衣浦海底トンネルのが高い。
ただ海を見てないので、ついに九州に上陸した!っていう高揚感は皆無だった。
門司の街をしばらく見て回ろうと思ったが、面倒になって高速道路で佐賀を目指す。
14:00 PAでいか天(¥300)と明太まん(¥280)を食す。
佐賀に入ると、まずは今日の野宿地を見ておいた。
東屋はずっと離れた場所にあったが、今日は雨の心配は無さそう。
そして、いかで有名な呼子へ。
いか焼きとかではなくて、須佐と同じく活いかの店が多い。
16:15 海中レストラン萬坊
見ての通り海中にあるので、各座席の横から魚の泳ぐ姿が見える。
気を付けたいのは、恐らく先着順で窓側に案内されると思う。
なので窓側が満席だと、普通のテーブル席になるだろう。
注文したのは、いかコース¥2860。
あまり良い感じに撮れなかったのが痛い。
もちろんいかはまだ動いている。こうやって食べるのは初めてだ。
でも鼻づまりで味は不明(笑) 噛んだ感触と、食べたという事実が欲しかった。
まあこの姿を見れば、味も美味いに決まっている。
いかしゅうまい。活いかは天ぷらなどに調理して貰える。
他は先付けやご飯とみそ汁などが付く。
活いかはさすがに良い値段します。須佐の方でも単品¥2500ほどします。
今度地元の知多半島で、いか釣りするのもありだな(笑)
加部島などの沿岸を軽く走って、興味本位で波戸岬キャンプ場を見てみる。
GWなので多くのキャンパーで、みっちり詰まっていました。
さすがにバイクだし、出発が早朝なので大顰蹙ですね。
せいぜい皆起床時間が早い、登山者向けのキャンプ場の方だな。
この付近に、名護屋城跡とか名古屋市民にはちょっと気になるスポットも。
歩いて見てないけど、道路から見える石垣だけでも凄かった。
その他、名のある武将の陣跡がいっぱい点在してました。
18:20 後川内ダム
トイレの近くは利用客もあるし、お互い気まずい?ので、
角のツツジが咲き誇る場所に。
でもトイレの方は、夜になっても明りがつかなくて、訪れる人はいなかった。
まだ明るいしチェーンの注油。
食事はコンビニのカレー。
風はバイクと植物で、やや抑えられたけどやはり今宵も地獄の寒さである。
今日もまともに寝れそうにないな。
本日の走行距離 485.3km