前回からの続き。
何時に寝れたのか分からないけど、この日も1:00頃起床。
2時間くらいは寝れたのだろうか。
朝食は主にゆで玉子。
寒いのでバーナーで暖を取った。
楽しいはずの野宿が、地獄の寒さ中で野宿です。
もうレジャーというより、修行だと思う事にする。
さて今日の予定は、一番の目的地である炭鉱の島へ向かう。
フェリーの時間は7時頃出航で、ここから乗り場までは約2時間。
余裕を持って4時頃には出ておきたい。
今日はしばらく天気が良い。
ただ明日からはずっと雨。
ピックアップした野宿地も、阿蘇山近くと、高千穂辺り。
後は山口県徳山のみ。
しばらく考えておこう。
6:00 瀬戸港
ここから九州最後の炭鉱の島「池島」へ渡る。
池島へは幾つか船があるが、今回はバイクも輸送して貰いたいので、
最寄りの池島を選んだ。
1000ccのバイクは片道¥850。
なのでフェリー料金は、計¥2,580。
何故か往復券は買えず、現地の売り場でまた買う必要があるようだ。
私は帰りの便で乗船する時、帰りの分を買っていないと船の係員に指摘され、
船内で買うことに(汗
そして乗船券は、出航が7:05発だったので、6:45頃から販売。
乗船する際も、アナウンスなどで案内されないので、
チケットを買ったらすぐ船の方へ向かうの良い。
写真の白線のとこじゃ、建物が邪魔で状況がわからない。
どこも渡船する時のスタッフは、寡黙というか淡々と作業するだけの気がする。
本気で容赦なく置いて行かれます。初見は注意だね。
そんなわけで乗船・下船する時も焦りましたよ。。
池島の様子は適当に紹介。
気になる方は、現地で見てくれって感じ。


炭鉱住宅跡。
1978年までに50棟が建てられ、最盛期には7,776人の人口があった。


中には8階建ての住宅も。
正面からだとEV無しの8階まで上るが、裏から回ると入口が4階分の高さに。
上手く地形を生かしてるようだ。
この時間帯は、GW期間といえど観光客はほとんど居ない。
代わりにねこが沢山いるので、車やバイクで訪れる際は要注意だ。
普通に道路で寝てるし、人やバイクが近づいても全く逃げない。
池島小中学校。島の規模を考えても凄く大きい。
島唯一の飲食店「かあちゃんの店」。
島での食事はこちらへ。
他にも池島中央会館で宿泊(¥3,384)も可能で、公衆浴場も2ヶ所あるようだ。
ジブローダー。
旧発電・造水施設。


石炭船積み込み機トリンマー。右は選炭工場。
まあざっくりですがこんな感じ。
一番の目的なのにこの適当な紹介(笑)
でも今回は製鉄だの、炭鉱だのと何か勉強しに来たみたい。
この島にいる時は凄く暑かったな。
合羽もダウンパンツも脱いだ。
シャツも着替えて、次の便11:00まで1時間ちょっとあるのでゆっくりしよう。
浜の方で食事。
バイクで渡る必要もない周囲4kmほどの島だが、食料などを気軽に持ち込めるし、
バイクが近くにあると安心する。乗り場の方の駐輪場も分からないし。
10:00にも入船してきたけど、あれはどこへ行くのだろう?
観光客と思しき人も乗らなかったし。
よく分からないので時刻表通り11:00まで待つ。
船にはライダーが3名乗っていたので、手を上げて軽く挨拶し合った。
11:00の便。こちらは多くの観光客を載せているようだ。
それにしても空が曇って来た・・・。
11:30 瀬戸港に着岸
さてこの後どうするか・・・。
天気はこの先雨予報。
自宅までは900km12時間以上と、まともに寝ていない体にはヘビーすぎる距離(汗
取り敢えず大観峰、やまなみハイウェイを走ってから自宅に戻るか。
なぜ徳山かというと、寄れれば人間魚雷「回天」の島、大津島に行きたかったから。
九州は雨予報だし、野宿はせず可及的速やかに引き上げたい。
そういえば、ここは長崎県だけど教会が見なかった。
てっきりそこらへんに建ってるもんだと思ったけど。
高速道路を走っていると、もう雨が降って来た。
そして本当にこの天気の中、阿蘇山を見て楽しいのかと思い直す。
・・・・・・
やっぱりもう帰ろう。
12時間ぐらい走ってやりますよ!
徳山で野宿すると、雨の中700kmくらいは走らないといけない可能性がある。
ならば今頑張って、明日はゆっくり自宅で休養に充てるのもありだと思う。
門司の近くのPA。
ここに入る少し前に、どこかで派手な音がしたので、私の荷物でも落ちたかなと
思ったけど、どうやら対向車線で事故だった模様。
私の知らない場所ではちょくちょく事故ってるみたいだけど、
今回のGWは平和です。渋滞も無かったし。
この先、名古屋方面へも渋滞もなく流れは順調。
残り500kmを切ったけど、意外と眠気は来ない。
優待券が余っていたので吉野家の超特盛。
吉野家の牛丼は味は微妙だけど、私も鼻づまりで味はわからないからいいや。
夜のどこかのSA。
もうめちゃくちゃ寒くて、トイレも近いからすぐ休憩してしまう。
ついに残り70kmほどの位置まで来た。
ここから一気に帰りたいとこだが、私の体に異変というか、
前を走る車のテールランプを追うのも辛い。
流石に寒い屋外のベンチですが、40分仮眠しました。
この72時間で外で5時間程度しか寝ていないので、ありとあらゆるBADステータスが
付与され、体の全機能が低下しています。
もうこれ「ドキュメント72時間」でしょ。
気をしっかり持っていないとやられる。。
・・・・・・
そしてついに帰宅。というか生還!
さすがに3日目は強行だったか。昼間は長崎の離島ですからね(笑)
最終日楽しかったというより、苦行行為といった感じでした。
取り敢えず一番の目的は果たしたし、次に九州に来ることがあれば、
阿蘇山周辺を周ってみたい。
でも今は萩市を中心に、山陰地方を重点的に調べたいと思う。
3日目の走行距離 1,006.1km
全走行距離 2,033.7km
走行燃費 24.4km/L
飲食代 ¥10,663
高速代・通行料など ¥14,500ぐらい
ガソリン代 ¥12,502 (1L=¥150で計算)
合計37,665