蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

秋の山口ツーリング 650km先のランチ編

夏頃計画していた山口県ツーリングは、コロナ感染やバイクのオイル漏れなどで延期。

今年はもう無理と思っていたが、10月末に8連休を貰った。

しかも天気も良くて、全国旅行支援も開始されました。

 

予定では大阪から福岡までフェリーを使う予定でしたが、

昼間に大阪に行くのも面倒となり、いつものスタイルで陸路から山口県を目指します。

仕事も頑張った甲斐もあり午前で終わったので、荷物を纏めてその日の22時出発。

 

急ぐ理由はひとつ。

 

監視している萩市のいか店の活いか。これを狙いに行きます。

ただ水揚げの知らせは8時~となっており、11時から14時までしか営業しておらず、

この時間に現着している必要があります。

距離は約650km。私の計算では22時に出れば11時頃に着くはずだが果たして?

ホンダのVFR1200Fのキャッチフレーズみたいですが、

"ランチは650km先のいか料理屋で"

 

まずは給油。夜のガススタでバイクを撮ると格好良く写る。

ブログのアイキャッチ画像用に撮影しておく。

 

当然冬装備です。寒さはライダーの天敵・・

しかし冬ジャケ付属のダウンとオーバーパンツは出先では嵩張る。

今夜が一番寒さのピークですが、我慢して完全体からレベルを落としたウェアです。

 

まずは一宮IC~京都の舞鶴東ICまで高速道路。

しかし夜間は福井の小浜IC先は通行止め・・ いきなり出鼻を挫かれる。

しかも想像以上の極寒。バイクの暑さは耐えれるけどこの寒さはかなりきつい。

紅林方式じゃないけど、こんな責め苦の拷問を受けたら、

誰でも簡単に口を割りそう(笑)

車や公共交通機関の旅行は楽しいことばかりだけど、

夜間のツーリングは、こういう地獄を何度も経験することになる。

この日今季一番の寒さということは後で知りました。

 

ドライブインダルマに寄るも休業!

 

3時頃だったかな、コインスナックふじでうどん。

ちょうど入店と同時に来たオーナーと少し話を交わし、缶コーヒーを頂きました。

こんな時間に商品の入れ替えとは大変だ。しかもその体で・・

 

名探偵コナンで有名な大栄。以前青山剛晶ふるさと館を訪れたこともある。

ここで10分ほど目を閉じ瞑想に入る。時間が怪しいので仮眠は出来ない。

米子~松江~出雲の市街間は有料の高速道路で抜ける。

 

中四国地方が大好きになるサイトさんから拝借させて頂きました)

日本海側には無料区間の高速道路が幾つもあるので、案外ペースは速い。

逆に下道オンリーで内陸から攻めるのは結構きついのだ。

 

どこかの道の駅で朝飯を頬張る。

糖分を補充したい時にたまに食べるかな、このスペースアポロ。

 

 

ドライブイン日本海。さて8時を過ぎているのでいか店の入荷情報を開く。

運命の瞬間。頼む!活いか入荷しててくれ~

 

 

 

だめだった・・ 

どうも時化の様。うーん見た目、海は穏やかななんだけどな~

 

しばらく虚無状態。

いやこれは活いかの探求を諦めるなという啓示かも・・

活いかを食べる目標を失ってしまえば、本当の虚無になってしまう。

まだ他の店で邂逅の可能性もあり、ざっと調べたら京都の京丹後でも獲れる。

まあ地元の名古屋のいけす鶴八でもあるが、多少苦労して食べたいのが拘り。

 

確か12時30分頃にいか料理屋の梅乃葉。

もう焦る必要はないしゆっくり来た。

そういえばさっきのドライブインの近くの駅は、さだまさし所縁の駅だったので、

訪問しておけば良かった。さだまさしの歌は心に沁みるから結構好きなのよ。

 

10台ほどのマスツー軍団が先着しているので、他の店を検討。

コロナ前は近くにいか提供店もあったが、今はこの辺りはこの梅乃葉のみ。

いか以外の飲食店も皆無なので、平日でも混雑すると思います。

 

取り敢えず予定にあるホルンフェルスの見学。

 

現場まで歩いて行ったのだけど、下に降りられるとは思わず、

あの岩場の前で帰って来てしまった。

海に向かって下っているので、あの岩場の先に立つだけでも怖かった。

ホルンフェルスとは何ぞや?って気になるとは思うが、説明すると長いから

観光地の事は基本語らない。

 

バイクで先の方へ行く。

ここは野宿スポットに使えるかなと思って訪れたが、磯釣り客に賑わっていた。

トイレはあるがこれは厳しいかな。

 



14時頃、昼飯は以前訪れたどうらく。

前はここで活いかを食べたが、よく見る定番の姿ではない。

ただしその分安いのだが、確か今は¥200値上げしており¥2,000となっていた。

同じ地域にある梅乃葉と漁獲が連動しているのか、活いかの入荷は無し。

 

代わりにいか天定食。値段は忘れましたが、3年前は¥1,400でした。

 

食後、笠山山頂に登ります。

約8,800万年前にできた噴火口に入る事が出来る。

 

続いて明神池へ。外海と繋がっているので海水です。

なので池の中の魚はマダイやイシダイ、ボラなどが泳いでいます。

 

ここはバイクの駐輪場が無くて、前回はスルーしたが今日は人は居ないので

適当な場所に停めての撮影です。

ここからは、萩を代表する観光スポットを巡ります。

 

 

まずは萩反射炉も見学。

近くの道の駅で、活いかの様子を見に行ったがやっぱり無し。

 

3年前はこんなにいるのに。。

もし活いかが全く獲れなくなったらと思うと、地域産業的に危うい気が・・

 

 

有名な松下村塾に来ました。この辺は観光スポット密集地帯。

今日10月27日は吉田松陰が処刑された日・・

 

錚々たる塾生たち。

 

まだ時間に余裕があるので、アフリカツインASで城下町を散策(笑)

間違いなくレンタサイクルで巡るのが一番かと。

 

ということでバイクは駐輪場(業務スーパー)に置いてアーケード街へ。

 

公衆トイレの前に図書コーナーも。

 

前に恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡を訪問していたので、

これで萩の産業遺産は全部見ました。

スッキリしたところで今夜の宿へ。

 

16時30分。萩ロイヤルインテリジェントホテル。

近くに無料キャンプ場もあるみたいですが、出発3日前に見て見たら、

27日の空室が残り1室だったので、勢いで予約してしまった。

まあ安心のビジホ泊りということで、極寒の道中も精神的余裕があったのでOKかな。

 

このご時世で¥6,500(朝食付き)なら、割とリーズナブルなので、

萩に来るならこのホテルがお勧めです。

二輪用?の屋根付きスペースは限りがあるので、到着はお早めに・・

 

ビジホにしては結構広くて¥6,500→全国旅行支援で40%引きで¥3,900。

部屋には本がいっぱい!あと何故か知恵の輪も。インテリ向けか(笑)

 

そして地域クーポン券も頂きました。

 

1Fの焼き鳥屋では使えず、軽く串焼きを摘まんだ後コンビニへ。

周囲は真っ暗で線路もあり、遠回り気味だったのでコンビニ&スーパーに

行って帰るだけで1時間以上掛かったよ!しかもTシャツ1枚だったので寒い寒い(笑)

 

苦労して買ってきた夕飯。

侘しそうに見えるが苦労した分美味い(笑)

 

今日の走行距離は721.9kmでした。

続く