蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

パワースポット!? 株杉の群生地 雪の蕪山

蕪山へのリベンジ。あれから登山の機会を待っていました。

少し前に、待望の降雪もあったようで、この機会を逃す手は無い!

 

今回は高速道路で一宮IC~美濃IC、そして板取川を遡上するルート。

蕪山登山口駐車場となる、21世紀の森への沿道は雪が積もっているが、

しっかり除雪してあり、難なく駐車場に到着。

 

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駐車場には車3台。ちょうどひとり支度を終え、蕪山へと向かっていった。

私も準備した後、この場でドーナツを食べる。

何せいつも登る前にお腹が空ているし(笑)

10時ごろ出発。先ほどの登山者が出てからおよそ20分。流石に追跡は厳しいか。

 

 

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株杉ルートから登ります。

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チェーンスパイクを装着します。

今冬初使用。これが使いたかったからこの雪山を選んだ。

この時季、大型バイクで行ける雪山も限られてるからね・・・。

 

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株杉の下には、注連縄と紙垂が張られた祠。

 

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いつ見ても圧倒的だな。一ヶ所だけなら兎も角、そこら中に林立しているのが凄い。

過去、私が来たのは株杉を見に来ただけで、山頂へは初登山です。

 

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何となくフレディの爪みたい。

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図のA型の杉を、何度も伐採してたらB型C型に移行していったんだと。

理屈では分かったけど、これほどの大木になるとは、やはり摩訶不思議な力の存在を

信じざるを得ないな。

 

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雪が粉砂糖でみたい。丸でブッシュ・ド・ノエルです。

 

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さて登山道の方ですが、こちらの株杉ルートは登り初めから雪が多めです。

序盤でこれだと山頂はどうなっているのか・・・(; ・`д・´)ゴクリンコ

ただ先行者のトレースが跡が分かる。いつもスマホでルートを何度も確認するけど、

それをせずとも導いてくれるのは楽。今回は追跡側で楽させて頂きます。

 

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もう雪が粉砂糖に見えて来る。

 

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跡が無ければ微妙に迷うかも・・・。

去年もやたら雪で覆われた傾斜がきつくて登れず、どうしようかと思ってたら、

実は登山ルートじゃなかったこともあったりしたので。

 

そして登り始めて20分もしないうちに、手袋・キャップ・ジャケットを脱いでます。

別に狂って矛盾脱衣したんじゃないよ(笑) 普通に暑い!

 

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もう上はジオラインだけだから、もう脱げない。。

 

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通ってきた株杉ルートと、自然観察ルートの合流地点。先は長い。

ただ急登もなく、ほぼ平坦な道があったりして、体力を回復させることが出来るから、

疲れは皆無。もしや株杉に宿る霊験の加護を受けてるとか(笑)

 

 

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ここから徐々に雪が深くなっていく。

 

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恐らくあれが目指す蕪山だろう。

 

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登って1時間20分後、駐車場で見かけた先行者を捉えた。

道を譲られたので、ご無礼して前に出た。

そのまま一気に引き離しに全力を出したけど、登りだし雪が深いからきつかった(笑)

 

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まだ踏み跡が残ってるとはいえ、積雪が多い所は50cm以上はある。

おかげで遅々として進まんでござる。。

 

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そんな中、踏み跡が靴跡から謎の跡に変わる。連邦の新兵器か!?

 

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こっちは連邦の白い悪魔ではなく、

ガンバの冒険」の白い悪魔ノロイの足跡か!

(いや、これウサギやろ・・・)

 

 

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残り500m。あと少し。

 

どこからか正午を告げるチャイムと同時に山頂へ。

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蕪山(標高1069m)

既に先客が2人居て、食事をしていました。

携行装備を見ると、あの跡はスノーシュー

先ほどのような深雪では特効兵器らしい。

 

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今日は晴天予報だけど、ここらは曇天・・・。

 

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今日はカップヌードル

とても美味しいヨ。

 

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山頂の様子。

山頂の周囲は木々も無いので360度ビュー、乗鞍岳御嶽山などが望める。

今日は生憎の天気ですがね。

 

下山。

帰りはラジオを聴きながら下山する。

わらしべうたの「通りゃんせ」に、行きはよいよい帰りはこわいってのがあるけど、

ここ蕪山の帰りは楽だった。

深雪の辺りは転んでも何故か楽しいので思いきれるし、

登山靴だけでは滑るような所は、チェーンスパイクがしっかり仕事をする。

この安心感は素晴らしい♪

 

自然観察ルートを少し歩くと、2人組の西洋人が何の変哲もない杉を観察していた。

私がすれ違う際、コンニチワと挨拶された。

「郷に入れば郷に従え」じゃないけど、礼儀を弁えている西洋人に感服。

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駐車場の様子。

そして無事下山。約4時間の雪中行軍だったけど、体力や足に疲れは無い。

ここなら初心者用の雪山と紹介していいんじゃないかな。

 

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役立ったモンベルのチェーンスパイク。

着脱も10秒程度で超簡単です。

 

蕪山登山のリザルト

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着替え終わったので2回目の昼飯に行くか。

向かったのは、板取川温泉にある食事処。

が、様子がおかしい。

 

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店が全部閉まっている!

 

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臨時休業でした。

いつものどて丼と、今日はおでんも付けちゃうかなって、

考えながら走ってきた私の欲求は瓦解。

 

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壁に温もりを感じる寄せ書き。

この店名、ヤウゼハウスと呼ぶのか(笑)

寄せ書きには、とんかつが美味しかったとの声が多い、純朴な子供の感想だから

本当かも知れない。今度注文してみるか。

 

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折れた煙草の吸いがらで~ あなたの嘘がわかるのよ~♪

という、中条きよしの歌があったな。

そうそう、ヤウゼハウスの店内BGMは演歌なので、何か聴き入ってしまう(笑)

ちなみにR19号を走っていると、「中乗さん」というお酒の看板を目にするが、

呼び名は中乗(なかのり)さんで、岐阜出身とはいえ中条きよしとは関係無い。

 

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店の横には瓶コーラ。

一昨年だったか、日本唯一?の名古屋の瓶チェリオ自販機が撤去されたのは辛い。。

夏場のツーリングから帰る途中に寄って、飲むのが好きだった。

 

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よく見たら奥の木々はメタセコイアだった。

食事は出来なかったから、この先の道の駅で軽くつまむか。

 

来た道と同じルートで道の駅 美濃にわか茶屋へ。

変えたばかりのタイヤも印のような跡も消えていた。

 

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奥に「きぬや」という、五平餅や焼きそばなどを扱う売店がある。

以前ここにはイカ串というメニューがあって、期待してきたけど売ってなかった。

詳しいことを聞けばよかったけど、相変わらず全国的にイカが姿を消したままで、

漁獲量が減った影響もあると勝手に予想。

 

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先週、美味しい紅天使という焼き芋食べたから、味は期待して無かったけど、

ついサツマイモ健康法?を信じて買ってしまう(笑)

 

美濃ICから高速道路で帰宅。

今日のバイクは、モネの池から道の駅まで付いてきたZ250を見ただけでした。

 

さて今回の蕪山ですが、今日のような感じで積雪があれば、

今冬また登ってみたいですね。さっき帰ってきたばかりですが(笑)

晴天で360℃パノラマを満喫し、その後はヤウゼハウスで、

どて丼なりとんかつを食べるという、今日出来なかったことをやるって感じ。

100点満点で今冬の登山を終えたい。

 

走行距離 192.7km

走行燃費 24.3km/L