蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

初めて革グローブを買ってみました

今年の3月に購入した春用グローブを買って丸7ヵ月経ちました。

多分5,000km走行前後だと思いますが、結構摩耗しています。

ちなみにまだ一度も洗濯はしていません。

 

ナックルガード回りがぼろぼろに・・

 

袖口は破れており既に補修済み。

この部分には、引っ張りやすい作りにになってますが、

私は無意識にベルクロ付近を引っ張っており、破れて分離しそうになっていた。

掌部分の指先などはまだ全然問題ありませんが、通気性の良い素材を多く使っている

グローブの宿命か摩耗は激しい。

反対に冬用の厚手は全然問題なく、多分10年以上は使えると思っている。

 

そこで本題の革グローブを使った方が、見た目や耐久性もありそうで、

コスパ的にも優れているのでは?と思い立ち、

この間2輪館で革グローブを試着して来ました。

ちなみに上のグローブはセール価格で、3,000円ぐらいになってました。

 

私の手に合うサイズの革グローブは、1種類しかありませんでした。

手が大きいと合うサイズが少なくて困る・・

日本産のやつですが1万円は超えているので、入門的にはやや厳しい価格だ。

 

自宅でネットで調べると、良さげなグローブを見つけ、

在庫のある店を探す。

唯一、楽天市場の店に在庫ありを見つけ購入。

 

 

ヤマハ ワイズギア TT-419 ウォッシャブルグローブ(3XL)

ブラックとブラウンがあり、ブラウンの渋さもいいが、

いづれ穴が開いた時、合成皮革の補修布が黒なので、将来を見据えてブラックに(笑)

価格もセール価格の4300円で最後のひとつでした。

値段もいいが中性洗剤で洗っても問題なし。革グローブデビューに丁度良かった。

 

3XLなら大概サイズは合うと思っているのでいい感じだ。

というか3XLまでサイズがあることに感謝です。

いつもの薄手のインナーグローブをはめても大丈夫だが、厚手のは無理。

日焼けしやすい部分だし、もう少し袖が深い方が良かったかな。

革は牛革で外縫いです。

 

洗える革だけど、濡らすと面倒な時には、オーバーグローブも使うかも。

というか、ごついプロテクター付きのグローブではきついので、

こういうシンプルなグローブなら使えます。

 

先日の越前ツーリングに使用しました。

朝は気温10℃前後で、越前海岸まで一気に走ったが革の洗礼を浴びる。

革が冷たい!

よく革ジャンの着る季節は短いというが、夏は暑く冬は寒いからだ。

とてもよく分かりました(笑)

 

しかしこれまでのグローブとは操作性は抜群。初使用ですが既に柔らかいし。

特にグリップを握っても全く滑らない。まるでゴムのようだ。

もうしばらくしたら冬グローブに切り替えますが、シンプルなデザインなので

普段の通勤用に使ってもいいかも知れません。

実はブラウンも気になっているので、安くなっていれば買うかも知れない。

 

あとは導電糸なども縫ってないので、スマホ操作はできない。

導電糸は昔買ったけど、指先の腹の部分に縫ってもあまり意味が無く、

爪先の辺りに無いと誤タップしてストレスになる。

私はナビの落下防止紐に、タッチペンをぶら下げて使いました。

 

 

 

ところでワイズギアブランドのグローブですが、

TAKAIという名のタグも付いてました。

 

かつて高井幾次郎というオートバイレーサーが創業したブランドです。

1982年テスト走行中の事故で、残念ながら僅か35年の生涯を終えました。

私が生まれた年に近いので、ちょっと気になりました。

事故後出身地の愛知県の名古屋市にあったショップも廃業、ワイズギアがブランドや

用品の事業を引き継いだそうです。

当時はヤマハのファクトリーライダーだったので納得しました。

それでもまだ、昭和のレーサーを感じさせる革ツナギなどのタカイの革製品は、

結構高値で取引きされているようです。

 

ちなみにこのグローブはパキスタン製でした。

 

プロショップタカイは今はありませんが、

愛知県の江南市RSAレザーズという革製品を扱う店があり、

かつてはヤマハ系のレーシングスーツを作っていたというから、

ひょっとしたらタカイの関係者が居るのかも知れません。