蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

岐阜県の避暑地ツーリング その一

盆休みも残り半分となりました。

まだまだ暑い日が続きますが、日帰りですがツーリングへ行って来ました。

こういう時季ですから、行先は涼しい場所で人があまり来ない場所。

・・長野県といいたいところだが、今回は岐阜県

岐阜は暑いけど荘川まで行けば涼しいはず。あと冬は極寒の六厩(むまや)も

散策したいと思います。

 

起床は深夜2時。クソ眠たいけど行くしかない!

暑さ対策グッズを持っていきますが、まずはクーリングベストだけを着ていく。

3時頃出発しました。

 

ツーリングプランを申し込み、一宮~郡上八幡まで高速利用。

名古屋市内は深夜でも30℃ぐらいあり、冷えた水を入れたベストの背中から

冷たさを感じたが、早朝となった郡上八幡は涼しい(24℃)ので、

そんな状況ではベストのクール効果は何も感じない。

 

腹が減って気を失いそうだったが、ここまで吉野屋などの店は無い。

ローソン郡上白鳥店へ。ここはトイレが綺麗で便器も3つあり、

白鳥で休憩するならここ。冷凍でけいちゃんとかも販売している。

道の駅なんか深夜早朝でも満車ですよ・・

 

こんな時間なのに、レジ前のホットスナックが並んでいたのもありがたい。

まず六厩に向かうがその途中、ひるがの分水嶺公園へ寄る。

 

大日岳から流れてくる水は、日本海と太平洋に分かれて流れていく。

水たちの運命の分かれ道みたい(笑)

 

ここにはオオバギボウシが咲き乱れていた。

春にはミズバショウカタクリが簡単に見られます。

昼間には満車になっていたので早朝が一番!

 

R158号から逸れR257号へ。こんな道でも国道ですがこの先は不通区間となる。

未舗装の山中峠と繋がってたんだったかな?

昔、V-Strom650とツレのビクスクで強行突破し、

せせらぎ街道に出ることは出来た。

 

橋から魚帰りの滝が見れる。暑さを忘れる素晴らしい滝です。

 

河原に行ける場所も発見!

手を入れて深部体温を下げよう。・・だめだ冷たすぎる(笑)

というか20℃ちょっとしかので涼しいよ。

 

再び158号。三谷自然水を汲みに来ました。

 

キンキンに冷えておいしい水です。

ツーリングしているとこういう湧水スポットは幾つもあるので、

道の駅とかで休憩するよりいい事もある。

 

そして六厩地区に入りました。

22年7月に通った時は13℃以下でしたが、今日はそこまで冷えてない!?

折角防寒着を持ってきたのに・・

 

確か6時過ぎだと思いますが、松ノ木峠で21℃でした。

荘川~高山への道は快適なツーリングロードですが、

今日は気温だけ確認して荘川方面に戻ります。

 

六厩の数少ない観光スポットを見て行く。

 

続いて訪れたのは高速道路の横。

私の地図によれば軽岡峠への道が続いているはずですが・・

 

結構草で覆われており、峠や道の様子を見ようとは思わないくらい。

 

一応を道は描かれているが、マップルでは廃道状態とある。

今日のところは諦めるか。

新軽岡峠への旧道は12年前、バイクで走ったことがあります。

 

また腹が減ったので最後の食料を食べる。

これで昼まで食べるものが無くなったので、水だけで過ごすしかない。。

今更だが、深夜・早朝ツーリングは食べるものも用意する必要がある。

サバイバルだぜ(笑)

 

荘川に戻り、今度は御母衣湖方面へと向かう。

 

ジュラ紀の貴重な化石が鎮座している公園へ。

横を流れる庄川沿いの地層は、化石が沢山見つかったらしい。

 

ところでここでアフリカツインASの総走行距離が7万km達成!

全車のV-Strom650は7.2万kmでした。

アフリカツインは10万kmを予定しているので、まだまだ元気に走ってくれよ。

 

吊り橋もあります。

正式には七間飛吊橋という名ですが、「ひぐらしのなく頃に」という

ゲーム・アニメの聖地でもあり、別名「沙都子橋」とも呼ばれています。

 

作中では凄惨無残な事件が起きた橋・・

 

対岸は行き止まりかと思いきや、山へと続く道らしきものもある。

 

周囲には鮮やかなフシグロセンノウが群生している。

この花に魅かれて奥へと進むと戻り道を見失う。なんてことも?

 

さて更に北上しましょう。

白川郷も近いということで、ここからひぐらしの曲を聴いて走ります(笑)

 

 

御母衣湖。

 

荘川桜。

最初来た時はまだ白川郷まで高速が繋がってなかったので、

よく観光バスとかが走っていた記憶がある。

特にトンネルは狭いので大型車には厳しい道でした。

今でもトンネルを掘って道を改良しているようです。

 

 

平瀬温泉郷から対岸に渡ると、車通りも少ない場所にひっそりと湧水地がある。

 

霧立ちの水というみたい。ここも冷えて美味しい。

ネットで見ると、立派な屋根や看板がこしらえてありましたが、

現在はほぼ水だけが流れている状態。

倒壊したのかな?

 

その後、河川敷のある川沿いを走り国道に戻りたかったが、

先にキャンプ場があり行き止まり。

バイクなら行けると思ったけど、下り勾配の先にチェーンが張ってあり終了。

アフリカツインASで、下り坂での方向転換はきついなと思ったけど、

道幅が広かったので全く苦労せずに転回完了!

バイクを真横に近づければ、後進時の抵抗も少ないからね。

あと大勢のキャンプ客の注目を浴びて、謎の力が働いたのもある(笑)

 

 

そして御母衣湖方面のメイン観光地、帰雲城址。

 

ここにはかつて帰雲城とその集落が集まっていたそうだが、

地震により帰雲山が大崩落し、城と集落を埋没させたそうな。

 

一瞬で数百名の命を奪う惨事。惨過ぎる・・

しかも崩落後そのままらしい。

 

鎮魂の像や祠が建立されていました。

周囲を歩きまわり崩落した対岸を見てみましたが、分かりませんでした。

というかおびただしい数の何かの糞が(汗

真夏の怪談話に良いと思い、深夜に訪れて見たかったが、

違う意味で怖い。

 

 

崩落痕は雲で隠れていた。

どうやら崩落した山は石碑の先に見えるみたい。

 

衛星画像ではそれっぽいのがありますね。

ちなみに帰雲城址には埋蔵金伝説もある。

 

この先は観光地の白川郷に入るのでここで戻ります。

でも昼飯までは約2時間もある・・

"腹が減ったら水を飲め"という格言なかったか?

 

 

懐かしい場所で記念撮影。

横にはトンネルがあるが、以前はバイクだけ入れる旧道の洞門を走った。

結構良い雰囲気のある場所でした。現在は工事関係?で立ち入り禁止に。

 

再び沙都子橋公園。ここはほぼ車も来ないので静かに過ごせます。

予定している食堂の開店時間は10時30分。

まだ1.5時間あるので仮眠するか。

30℃にもなっておらず涼しい時間が続きますが、クーリングベストから

保冷剤ベストに換装しました。

今日は日差しがあまりなく、猛暑続きの日々から解放できる。

 

近隣の避暑地は有名な開田高原もあるが、お盆の時期だから混雑してそうだし、

荘川なら湧水も多く高速道路での利用なら帰りも楽。

今日はここを選んで正解だったか。

ちなみに名古屋は10時20分時点で34.8℃なっていた。

 

つづく