蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

レンタルバイクPCXで行く御嶽山ツーリング

5連休中ですが、愛車のアフリカツインASは車体トラブルで修理中。

どうしても天気の良いこの連休にツーリングに行きたいので、

初のレンタルバイクで、ツーリングに出かける事にしました。

 

修理が終わっていれば次週、去年と同じ1泊2日で清里方面へ

行きたかったのですが、3連休は全て無情の雨予報・・ 

計画は霧散する公算なので、今回強行して良かったかも知れません。

 

レンタルを利用した店は愛知県瀬戸市にあるイトーKT。

名前だけはずっと昔から知ってましたが初訪問です。

 

選んだ車種はPCX125で1泊2日で¥6,000。

ADV150とかも気になりますが、150ccクラスになると¥10,000になり、

250ccとほぼ同等になってしまう。

この店では前日貸しというのがあって、ツーリング前日の18:00にレンタル可。

私は店の開店時間まで待ってられないからね(笑) これは良いサービスだと思う。

あとは任意で車両保険に入り+¥1,500。

自分のバイク以外でツーリングするのは初めてだし、

何より今年は厄年だから迷うことなく加入(笑)

 

自宅で積載して早朝5時に出発。

向かう先は長野県王滝村御嶽山麓を目指します。

御嶽登山こそ止めましたが、遠くからじっくり遥拝させて貰います。

 

 

アフリカツインASを乗っている私ですが、PCX125(21年式)は

早々にかなり良いバイクだと感じました。

185cmですがポジション的にも全然大丈夫。

リアシートに腰掛ければ足もピンと伸ばせるし、出足もかなり良い。

10年後ぐらいにはこのクラスのスクーターで、ブイブイ言わせてる未来が見える(笑)

 

ところで、今向かっている王滝村の気温を自宅で調べたら、

相当寒い事が分かり、ダウンパンツを持って来て正解でした。

上も秋物に衣替えし、年中来ている登山用の中間着を着て来ました。

2時間走った先の道の駅で、既に凍えそうなのでトイレで履きます。

 

出発して3時間でコンビニで朝飯。

このBIGフランクをクッカーで焼いて食べるのも美味いかも。

そういえばコンビニでも、袋タイプの鍋ラーメンが販売してました。

 

出発から4時間後の9:05分に、道の駅三岳併設の御嶽山ビジターセンターに到着。

時間は意識してないけど、ほぼぴったりに到着できる謎のスキル発動。

でも職員がセンターの開館するのを忘れていたようで、

自動ドアが開きませんでしたけど。

 

2022年の8月末ごろに造られた「さとテラス三岳」を見学です。

最近TVで知ったので気になってました。

 

タッチパネルでどこに何があるのかを知る事が出来るので、

まるで登山をしているかのよう。なので今季も結局登らない(笑)

 

そして2014年9月に起こった水蒸気爆発。

噴火する直前、頂上付近には多くの登山客が・・

 

その後、地獄絵図となり多くの犠牲者を出すことに。

私はこの日は東北ツーリングから帰った日で、テロップの速報で知りました。

登山に興味がない時期でしたが、噴火の前にR19号を通っていたので驚きました。

 

さて続いて向かう先は森林鉄道の鉄橋。

ここで昼飯を食べるのが一番の目的です。

2019年3月に訪れようと思ったが、降雪で断念したのでそのリベンジです。

 

御岳湖を抜け更に西へ西へ。

いつだったか災害が起き、その工事が今も続いてます。

大型トレーラーも来るので、今日はこのPCXのがすれ違いが容易。

 

平日の自然湖は静かな雰囲気。

 

以前、雨の日だと雰囲気が良さそうとかの理由で、

わざわざ雨の日に訪れたことも。しかし大した写真は撮れなかったという(笑)

 

カーブミラーで2ショット。

 

更に奥へ奥へと向かい水交園へ。

確かこの辺の林道のような道へ行くと・・

 

あったあった。V-strom650の頃に偶然発見した場所だけど、

今思えばこんな荒れた道を、意味も無く適当に彷徨うとか正気の沙汰じゃないな。

 

アフリカツインASでは橋までは絶対無理だけど、

PCXは軽いので押し歩き余裕。

 

この辺りは林業が盛んだった時代に、その運搬に森林鉄道が発達した地域でした。

廃線となった今でも、こんな遺構が残っている場所もある。

観光用の森林鉄道は今でも運営されており、私も以前乗ったことがあります。

 

眼下には王滝川が流れる。

 

ここまで寒かったので陽だまりで食事。

しかし陽だまりを舐め過ぎた。かなり暑い・・

 

ここでカレーとナン、そしてカップ麺を頂く。

当然更に暑くなってしまった。

 

地元の名古屋では銀杏が落ちている時季となりましたが、

この辺りは山栗が大量に落ちてました。秋だね~

 

食後は更に西にある三浦ダムへ。

PCXの機動力で今日こそは!

 

あっさり終了~

過去に何度か三浦チャレンジしてましたが、こんなゲート初めて見た。

ということはやっぱり道を間違えてたのかも。今日も間違えたし。

後でネットで調べたら、完全に車両進入禁止で行くなら歩いて行くしかないとか。

ある意味幻のダム。私がこの目で見ることは無さそうだ。

 

さてどうするかな。

取り敢えず御岳ロープウェイ駅へ行ってみるか。

 

標高1,500mくらいにあるがここからでも結構遠い。

昔行ったけど、全く記憶にないし。

 

紅葉シーズンもあってか、駅近の駐車場はほぼ満車。

実はロープウェイを運営する会社は、今季限りで事業撤退します。

やっぱり噴火の影響などで登山者は減少しているみたい。

現在は事業を引き継いでくれる募集しているが、今のところ2023年は、

運行の見通しが立たない状態です。

山頂の方には山小屋も沢山あるし、このままでは結構影響が出そうです。

 

一気に7合目まで行けるので便利だし、残り2つの登山口から頂上に行けるのか

どうかはよく分からない。

 

8合目ではもう紅葉も始まっているようだ。

 

昼時だけど薄暗い食堂・・ 見ての通り営業はしていない。

紅葉のシーズンなので駅の周辺は登山者が多く集まっているイメージだけど、

ここは殆ど人気が無く寂しい印象だ。

 

何故か登山届だけ貰って、土産物コーナーを見学。

おんたけトローチがちょっと気になった。

扁桃腺が腫れる体質なので買えばよかったかも。

Tシャツなども悪くないセンスで、そんなに高い感じはしなかった。

 

ここらで有名な日野百草丸及び、御岳百草丸が並ぶ。

効能は胃もたれ・飲み過ぎなどで、今の私には必要は無さそうだ。

 

外では荷揚げのヘリがやってきました。

 

あっと言う間に釣りあげて御嶽山頂の方へ飛んで行きました。

 

さあ開田高原の方まで行って、遅いドルチェでも頂きますか!

PCX125は快調ですが、路面のギャップでリアが底付きしているのか、

アフリカツインでは味わうことのない、強烈な衝撃が度々襲う。

比較対象にも問題があるが、この辺をカスタムするなどして、

乗り心地が良くなると最高かも知れない。

 

もう午後なので雲&逆光になってしまった。

 

開田高原のアイスクリーム工房のバニラ&とうもろこし。¥380

休日は混雑して寄ったことがなかったが、

今日は平日なので、客も少ないのでソロおじさんでも入りやすい。

味もとうもろこしの風味があり美味い。近くに来たら再訪確定だな。

 

ここでこのままR361号からR19号で帰るか、

御嶽山を満喫するならば、御岳パノラマラインで下呂市からR41号で帰宅もある。

アフリツインだったら、恐らくツーリングプランで中津川ICの往復しているが、

今日は折角のレンタルバイク。しかも小型車の方が楽な道も続く。

燃費も良いので、走れば走るほどお得?ということで岐阜県下呂市へ走る。

 

まずは快走路でチャオ御岳へ。

快走路だけど車は全く走ってません。隠れツーリングロードです。

ただいつ走っても寒い(笑)

 

山が見えて来ました。

 

御嶽山方面ですが、見えている山は継子岳 (ままこだけ2,859m)だと思う。

 

そしてその反対には先日登った乗鞍岳が見える。

何度も来ているけど最高だね。

広い駐車場ですが、私と同じく景色を眺める車が2台のみ。

 

この先は濁河温泉方面へと分岐がある。

急勾配だしアフリカツインASでの散策は厳しい場所。

登山口の様子も気になるので訪問する気だったが、PCXの燃料計が1メモリ・・

計算上では下呂の北(上呂)まで持つ計算だが、初めてのバイクだし見誤っていたら

悲惨な事になるので今回はスルー。

 

2015年に訪れた記事を置いておきます。

takemaru2010.blog107.fc2.com

 

 

道は快走路からしばらくすると、ややタイトな道に変わる。

展望台から御嶽山を見たが雲が更に広がっている。。

昔、災害復旧工事で丘見峠経由で、県道435号の氷点下の森へ迂回させられたが、

スリル満点の酷い悪路で、多分車も来ないだろうがすれ違い困難地帯。

もし丘見峠からR361号方面へ抜けるようと考えるなら一考した方が良いだろう。

何故かネットでは情報がヒットしないので一応。

 

道路から凄い絶景が見えます。

ここ下呂市小坂は滝の数も半端無いそうで、いつかは滝巡りしてみたい。

また昔話で恐縮ですが、そう思って行ったのですが、

毛虫が大発生した時期で、木々からぶら下がっていたり道路には毛虫だらけで

びびって逃げ帰ったこともある。今日はチャンスだけど燃料が・・

 

長い御岳パノラマラインを終えると、少し寄り道します。

別荘地を抜ける鈴蘭スカイラインを登って行く。

 

鈴蘭高原の石碑で記念撮影。

ここの蘭という文字が、菌に見えるそうで、鈴木のバイカーには人気だとか。

 

ここからの御嶽山も、雲に隠れたままですが遥拝。

では下山します。道の駅小坂まで長~い下り坂です。

 

道の駅小坂は既に営業終了。

燃費計も既に最後のメモリが点滅中。

しかしここまで来たらR41号は近く、上呂、荻原辺りは旅の補給基地で、

24時間営業のガソリンスタンドや、食事処などの店も沢山ある。

 

満タンにしたいところですが、返却前に給油する必要があるので、

¥1,000分補給しました。これで一安心。

 

帰りは遅くなるので、今年4月にも訪れた大安食堂で夕飯。

今回は鶏ちゃん定食¥800です。豚ちゃんよりもこちらの方が好みかも。

うどん追加が鉄板だけど、焦げると鉄なべに張り付いて惨劇が起きるので止めた。

でもご飯お代わり無料なので2杯頂きました。

 

あとはひたすらR41号を走る。

飯を食べたせいか、一時的に眠くなったので定番の缶コーヒーで一服。

通勤ラッシュも特に無く、20:37に無事に帰宅。

125ccで15時間以上走ったし、ずっとザックを背負っていたので流石に疲れた模様。

 

燃費と走行距離は見ての通り。

アイドリングストップは一度も使わず、高低差の激しい道でこの燃費!

PCXはリアの突き上げと、Type-Cは差し込みづらい位置だし、

一般的なUSBの方が便利と思うくらいで、かなり良いスクーターでした。

ちなみにナビの充電は持参したモバイルバッテリーで行いました。 

 

1泊2日の契約なので、翌日中に返却しに行きます。

当日返しは時間に縛られるし、ツーリング後に荷物を持って電車で帰るなんて

流石に無いので。

自宅とレンタル店の往復もあり、計500kmくらい走りました。

給油した量は計10L弱。アフリツインASの倍以上良かったです。

PCXの値段は値引き無しで、乗り出し価格38万くらいだったかな?

アフリカツインASとの物々交換が可能かも知れない(笑)