前回の続き。九州ツーリングも残り2日。
今日は歴史の勉強の後、再び初日以来の阿蘇山へ向かう。
初日に中岳火口の見学が出来なかったのと、今日のキャンプ場へも近い。
予定しているキャンプ場は有料で、
ついに私の無料キャンプ縛りが終わりを迎える。
宵に観たシネマは「カリフォルニア・ダウン」。
今日は熊本に向かうのに不吉過ぎんか。。
後で来たキャンパーが私のバイクの近くにテントを張っている。
起こさないように、今朝は静かにパッキングしないといけないが、
多分起きてると思う。
何せ6:00頃、最寄りのダムから放流のサイレンが鳴り響いたからだ。
水汲み場のある駐車場の途中まで押し歩きしたが、
少し勾配のある所は無理だった。ドウェイン・ジョンソンなら簡単だろうけど。
今日は遅めの7:30出発。
道中、石橋から水が出てる奇妙な橋を見学。
近くの公園の公衆トイレで歯を磨く。
次の訪問地まで時間に余裕があるので、時間調整も兼ねている。
ツーリングは遊びじゃないんだ。弥生時代の暮らしについて勉強しに来ました。
入園料は¥460、バイク駐輪代は¥100です。
それにしても広い公園だ。西口から集落まで歩くだけで暑い。
しかも高床式建物に登ったり、竪穴式建物の入口は屈んで入るなど、
どうしてフル装備のバイクウェアのまま来てしまったんだ。。
南内郭辺りにはボランティアガイドの姿を複数確認。
語りたいんだろうな、計3人に捕まり話を聞くことになった(笑)
1.5時間近く歩き回ったか、そろそろ次の訪問地へ行きたい。
公園西口へ最短で歩きたいところだけど、柵や堀に阻まれ迂回を余儀なくされる。
それにしても邪馬台国はどこにあったんだろうか。
生きている内に謎が解かれる日が来るのかな?
11:45熊本県に入り三池炭鉱・万田坑へ。入坑料は¥460。
島原へ渡る時に近くに居たのだけど、その日は休館日の月曜日だった。
三池炭鉱はかつて石炭を採掘していた。
その坑道は近くの海の下、もっとも深い所で海面下600mに及ぶという。
本当、九州の炭鉱は凄いね。
有名な端島(軍艦島)、一昨年行った池島も大規模な石炭の採掘地だ。
ここもボランティアガイドがおり、どうですかと尋ねられたが、
本当はゆっくり案内して貰いたかったけど、
ちょっと時間が気になりだしたのと、コロナもあるし遠慮しておいた。
さて駐車場に戻りやることがある。
今日のキャンプ場である、阿蘇坊中野営場への電話だ。
当日受付でもいいらしいけど、一応連絡して安心を得たい。
どこからお越しですかと尋ねられると愛知県と答える。
すると申し訳ないと言った後、コロナ感染警戒地域の方はお断りしていると。
・・・・・・
ああ、そうだ。この時期その可能性は充分あった。
特に国立公園内だし、管理人がいるところは断られる場合も考えないないと。
ホームページか、無くとも入口辺りには県外の方お断りの看板もあるだろうし。
話を聞いていると、相手の心苦しい感じがよく伝わる。
きっと人柄の良さそうな管理人だ。
こちらも断られて落胆はしない。寧ろまたいつか来た時利用したい気分になった。
さて、これで有料のキャンプ場は止めておいた方が良いという結論になった。
他県ナンバーだと、他のキャンパーを刺激してしまう恐れもある。
でも阿蘇周辺は無料キャンプ場が無いしな~
一応、中岳火口から下って、近くの公衆トイレが野営候補にあるけど、
この寒さではテント・寝袋未使用はまず耐えられない。
私の夜営はこれらは使用しない。
あくまで疲れたので仮眠をとる行為を貫くためだ。
他の離れたところを探すのもいいが、実は厳しい理由があって、
電熱ジャケット・ダウンパンツ・ダウンのテントシューズ一式を
持って来るのを忘れていたのだ。
初日、何が「レディパーフェクトリー 準備は完全に整った」だ。
めちゃくちゃ忘れてるやん(笑)
予定遂行のため、取り敢えず中岳火口を見に行こう。考えるのは後だ。
途中にある新阿蘇大橋を見学。
すぐ傍には崩落したままの道路が今も見える。
この日は4月14日、ちょうど5年前の熊本地震の日だった。
初日に通った道を再び走る。
今日も傍らには馬や牛が佇んでいる。
帰って来たぞ牛たち。
火山ガスの方は大丈夫そう。
でも早く見ないと高濃度の火山ガスで出たら大変。
因みに喘息持ちの方は遠慮しておいた方がいいらしい。
これが火口か!凄い迫力だ。
そして寒い!地熱は効いてないな(笑)
トーチカのようなシェルターが沢山ある。
やっぱり九州といったら火山ですね。
それ以外の地域ではなかなか拝めませんからね。
さあ今日の訪問地は終わり。
あとはキャンプか夜営か・・
しかし事前に調べていたのが幸いし、
ナビには何故か登録してなかったけど、
ここから直線距離55km地点の場所に、印をしていたキャンプ場を見つけた!
やはりこれもマップル未掲載。
しかも全部ダムというのは偶然か!?
やっぱりキャンプも夜営もダムなんだよな(笑)
見つけた時は本当に嬉しかった。
17:00頃、途中の原尻の滝を見学する。
水量は少ないけど、日本各所にある東洋のナイアガラのひとつ。
市街地でモスバーガーを見つけ夕飯とする。
個人的に野菜が入ってないハンバーガーを好む。
大分県にある隠しキャンプ場は石場ダムキャンプ場というらしい。
なかなかの奥地に入って行く。これは通信圏外だな。
曲がる所を真っ直ぐ進み、また道を間違えて集落の方へ行ってしまう。
どうも曲がったことが嫌いらしい。
19:00頃。何とかまだ周囲が見える時間に辿り着いた。
当然のように人はいない。世を忍んでキャンプする私には都合が良い。
私が感じるにこのキャンプ場・・ 一晩過ごした結果、最高でした。
今日はスーパーに寄れなかったので、
朝は携行したカレーだ。
テントシネマは劇場版「Planetarian(プラネタリアン)」。
星の下で眠れるなんて幸せなことだ。
走行距離 313.4km