先週のツーリングで見た、冠雪していた山は、恵那山では無く御嶽山だったと思う。
あまりの雪の多さにあれっ?っと思ったけど、それでも土岐からでも、
はっきり大きく見えて、てっきりすぐ近くの恵那山と思ってしまった。
新年最初の登山は、その霊峰御嶽山を拝むことに決めた。
私は富士山よりも御嶽派らしい。もっとも御嶽登山をしようとは思わない、
にわか信者ですけども。
名古屋~中津川を高速道路で移動し、R257号で岐阜県下呂市に入る。
下呂に入った時から、雨が降りだして来る。
少雨だし降り続く予報ではないので決行するが、
この時季の山岳地帯は、凍結の恐れが高いので、
白草山登山口までバイクで行けるがが心配だ。
陽の光も当たらないくねくね道が続くが、思ったよりも道は悪く無く、
無事に登山口まで到着。
後で知ったが登山者駐車場は、設けられた路肩に停めるようだ。
バイクの場合はここでいいでしょう。ちなみに車は一台も停まっていない。
山頂までは約2時間ほど。
気付けば前回の登山から、2ヵ月も経ったのでこのくらいがちょうど良い。
少しレベルの高い山を登る時は、数ヵ月ぶりならいきなり登るより、
まず、このくらいの登山で慣らしておくと、結構疲労度が違う。
黒谷林道を淡々と歩く。
いつのまにか小雨から小雪に変わっていたが、風も穏やかで寒さは皆無。
唇の乾燥を防ぐためマスクを着用していたが、吐息で湿ってしまい外した。
右の橋が登山道。地図には水場マークがあるが、左の道を少し歩くようだ。
雪はうっすらと積っている程度だけど、万全を期すためにチェーンスパイクを装着。
簡単に装着出来るから、持って来たならば付けた方が安心だね。
転倒して負傷をしても、バイクで帰るしか術はないので。
ちなみに今回はテーピングも装備。
スパイクの効果は高く、この程度では滑る気がしない。
ガシガシと岩に食いつく。
しばらく歩くと晴れ間も見えてきた。
あれは高森山かな?
僅かに目を切ったら、瞬く間にガスで覆われてしまった。
あれがもし火事で発生す有毒な煙ならば、逃げる間もなく絶命だろう・・。
突然不吉な事を思いつつ、黙々を歩く。
運動不足が祟り、ちょっと足が止まってきたか。
この樹林帯が白草山と箱岩山との分岐点。
今日は確認できなかったが、小さな湿地があるようだ。
登山道も比較的緩やかで、分岐点の少し前がややきつい勾配だったぐらい。
これで眺望が良ければ、万人にオススメしたい山だがどうだろう?
分岐を抜けるとすぐに視界が広がった。
先に見えるのは御嶽山。
今日は見ての通りの天気だが、樹林を抜けた瞬間、御嶽山が眼前に見えるはず。
目指す白草山方面。
全然雪が無い。多すぎて過ぎて腰まで埋まるぐらいだと恐怖だけど。
松には雪化粧。
今日降った雪も、なんか塩カルみたいな雪だった。
白草山(標高1,641m)登頂。
天気が良ければ御嶽山の雄姿は当然、噴気孔まで見えるみたい。
ここでお昼ご飯を食べるが、
雲が晴れ、刹那のシャッターチャンスを逃さないために、
ちらちらと山の様子を窺いながらの支度。
「どこでもカップ麺セット」
ザックの雨蓋を外さなくても、メインの開口部のジッパーを開ければ、
バッグ本体や、中のゼリーやドリンクだけを取り出す事も可能。
ヌードルの次はコーヒー。
この時季は紙コップタイプよりシェラカップで。
すぐ冷めるから、冷えてきたら温めて飲むのが吉。
美味かったです。
このコーヒーはインスタントで悪くないけど、
最近は缶コーヒーの味が微妙に感じてきた。しかも缶は熱いけど中は温いし。
よくコーヒーやその道具に拘ってる人とか多いじゃん?
手間は掛かるけど、分かる気がする。
豆から挽くまではしないが、せめてドリップコーヒーで美味い品を探すかな。
御嶽山が好天するどころか、こちらが荒天・・。
山頂はコールドガスに包まれてしまった。
じっとしてるだけでは寒いから、もう諦めて下山することに。
山頂の雰囲気は最高だったので、必ずまた来る。
後で知ったが白山、乗鞍岳なども見えるようだ。
コースの難易度や危険度を考慮して、お勧めしたい山のひとつです。
今日は珍しくサーマラップジャケットをずっと着てたし、
買って一度も使ってない防滴グローブを装着してきたが、結構良い感じだった。
夏はこのジャケットと雨具が防寒着だけど、冬はもう一枚あった方がいいのかな?
ザックのズール35の荷室がまだ空いてるから、まだ中に入れたくなる(笑)
そういえば何度も首に掛けてるタオルを落としているから、
今回はクリップを付けて腰にぶら下げてる。
ちゃんと額の汗も拭えるし、普段は腰ベルトに巻き付けておけばヒラヒラしない。
更に、
ポップコーンの袋もぶら下げて歩ける。
圧倒的機能美!
これで落とさないぞと思っていたら、下山時の登山道に私のマスクが落ちていた(笑)
保湿保湿とか言いながら、結局使わないままポケットに突っ込んで落としたようだ・・
黒谷林道との合流直前に川で、ポールとチェーンスパイクの汚れを落とす。
凍りそうな水だと思うけど、私の手の暖かさが勝ったのか、
全く冷たく感じなかったのは、自分でも驚いたくらい。
そして無事下山。


去年の11月頃に、ヤマップが改悪したらしく、
無料会員は軌跡がダウンロードできなくなった。
これのためだけに有料会員になるのはな~
この後は東白川経由しR41で帰路へ。
しばらく少雨だったが、東白川では結構な雨に降られた。
今日は雨予報だったけ。。
R41は先週とは違い大混雑。ここは音楽に集中して耐え忍ぶのみ。
でも小牧から都市高速に乗ってしまえば、自宅までたった20分。
そう考えると、距離の割に料金は高くとも留飲が下がる思い。
17:30帰宅
御嶽山は残念ながら見ることは出来なかったが、
正月早々の登山で、やるべきことをやってスッキリした気分になりました。
走行距離 252.4km
走行燃費 22.4km/L