蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

冬の訪れ 霊仙山

今回は滋賀県にある人気の山、「霊仙山」へ久しぶりの登山です。

今年2回目の登山ですね。結構お気に入りの山。

平坦な道に出るまでは。

 

本格的な冬が来る前に今年の二度目の登山を決行することになりました。

登山口への道にひとたび大雪が降れば、薄暗い日陰故にずっと凍結するので

私の重大型バイクで通ることは厳しいだろうから。

 

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まだ暗い5時半頃に出発。

西の空に明るく輝く満月がとても綺麗でした。(建物で月が隠れてるけど)

 

まずは一宮IC~彦根ICまでチャージをかける。

好天の3連休なので、初日金曜日の渋滞はいつもより激しかったようだが、

この時間ならまだ大丈夫。

 

気温は3℃~5℃程度。登山なので薄着(シャツ+冬ジャケット)だったが、

とても快適なツーリング。

インナーも装着しているので、これ以上着ると動きにくくなる。

更に防寒するなら、アンダーウェアを厚いタイプにするのが具合がいいだろう。

 

今回わざわざ彦根から回り込んだのは、今畑登山口から登るため。

前回はメジャーな榑ヶ畑登山口からでした。

霊仙山は複数のルートがありますが、記憶では通行止めのルートもあったはず。

登山する際は要確認ですね。

 

河内風穴を過ぎると薄暗い寂しい林道レベルの道となります。

路面は落葉と杉の葉が散乱。前日に雨かみぞれが降ったようで、

それらが湿潤に依って結合し、バイクのスリップを誘発させてきます(笑) 

が、その手は桑名の焼き蛤。

 

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道中にある廃物置群。

何を収納していたのだろう?

 

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この場所から分岐する急坂の先には入谷集落へ続く。

ネットで見るとどうみてもSIRENです。

 

 

 

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未舗装の駐車場に車が2台。

ちっ、下が泥だと着替えが辛いんだよな・・・。

 

支度を終え8:10に出発。

しばらくは至って普通の山道が続く。

登っていくと再び廃物件が並ぶ場所に出る。こんな登山道に何故?

 

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このルート倒木多し。

地面は濡れてとても滑りやすい。

事前に山頂の様子を知っているためフリースを着てきたが、

汗が滝の様に滴り落ちる。暑くて敵わずフリース・ニットをリュックに仕舞った。

 

 

そしてこのルートの難所っぽいとこに出る。

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何だこのカレンフェルトの山は(汗

ここをひたすら登るのか。。

登山道は不明瞭。各個自由に頂上を目指すのみ!

 

各個と言っても前方約300m先にソロ登山者が歩いているのみだが。

でも私の後ろからも登山者来ているようだ。

 

登っている途中、短い間ではあるが強風が吹きすさび、

濡れたシャツ一枚では地獄の寒さでした。当然再びフリースを着込む。

それでもあの映画「八甲田山」を思えば、なにくそである!

 

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稜線には雪が積もっている。

 

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近江展望台でようやくゼリーでエネルギーを補給。

今日はからあげクンしか食べてないので。

まあ今日の登山も前日バーガーキングで調子こいて食べ過ぎたから、

シェイプアップのための登山でもある(笑)

 

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アフリカツインASを眺めながらワッパー&ナゲット10ピースを食す

 

さてここまでGPSで軌跡を表示させているが、新スマホにして設定が拙いのか

バックグラウンドでGPSが機能していない。

登山中は原因が分からなかったが自宅で弄ってると、

 

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何かコレっぽいかも。

「自動的に管理」をオフにすれば大丈夫だろう。

 

 

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画像中央に登山者発見。

 

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あの登山者のものか!? 

雪山で人を追っていると「エネミーライン」に登場する、

寡黙な追跡者サシャになった気分だよ。 今度ジャージ着て来るか(笑)

 

 

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左の小高い場所が霊仙山山頂、左が霊仙山最高点。

 

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周辺の木々は樹氷になってます。

 

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1098mの最高点に到着。

前回は飲料水切れで霊仙山山頂で戻った。

あと私が追っていた?登山者に追いつき、追跡者ゲームも終了。

 

 

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今日は風が弱い好天で良かった。

 

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そして山頂に到着。

人は写ってませんが結構沢山の登山者が休憩していました。

 

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私も適当な場所でカップヌードルにします。

 

帰りのルートは来た道を戻るつもりだったが、あのカレンフェルトを下るのも

嫌だったので、汗ふき峠から落合登山口へ抜けるルートで帰ることに。

 

 

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こちらは琵琶湖が望める。

この時季は空気も乾燥しているから遠くがはっきり見えるね。

 

峠まではメジャールートなので歩きやすい。

岩にもきっちりペンキでルートが示されているので安心です。

ただし下りで道は非常に滑りやすい、私は何度か滑って手を付きました。

泥で汚れるから尻餅じゃなくて良かったけど。

あと登る前からゲイターを装備して裾汚れを防止してます。

 

 

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汗ふき峠。ここから沢に下りる落合登山口へ。

沢へ下りる道は狭く、急な下りで落ち葉も堆積しているので慎重に進んだ。

 

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沢を2度ほど横断する。

道が分かり辛く少々迷った。このルートは全く整備されていないようだ。

 

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倒木に石を並べる謎の場所が・・・。私も載せておこう。

 

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ようやく落合へ抜けた。

廃村?というより春や夏だけ住民が帰って来るみたいな感じかも。

共同墓地には綺麗な花が供えられている。

多分墓参りに戻ってくるだけかな。

 

 

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古びた神社もある。苔むしていて風格があるな~(笑)

また、若いジャージ娘が家屋などをカメラで撮影している。

廃村好きかインスタ映えかのどちらかと予想。後に上で載せた廃置き場でも

撮影していた。

 

落合集落跡から先にも男鬼集落、武奈集落跡など、

少しネットで調べただけでも本当どんだけあるんだよ(笑)

ここより少し南方を通る県道139号沿いの集落群も合わせると、

廃村密集率は日本のトップクラスじゃないの!?

 

本当に多賀町には恐れ入谷の鬼子母神

 

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今畑登山口にスカイウェイブSSが!昔乗ってたから懐かしい。

しかもタンデムバーも同じだったし、名古屋ナンバーだ。

オーナーも恐らく霊仙山へ登山しているのだろう。

 

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13:30頃無事に戻って来れた。

山頂からずっと歩きっぱなしだし、早くバイクに跨りたい(笑)

 

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今日はアプリの設定が拙かったが半時計回りで歩いた。

時間は5時間、このルートだと大凡10kmくらい歩いたはずです。

 

霊仙山は県外からも人気の山だけど、滑落と遭難が多いので悪天候などは

本当に注意した方がいいですよ。

また近江展望台から今畑へと下るカレンフェルト地帯は、

見ての通り岩だらけだが、滑りやすい土の急坂もあるので下りは特に注意です。

私はここは下りたくないと思ったので、ルートを変更しました。

 

次に来るときは柏原ルートかな。

夏は山ヒルの巣なのでそれ以外の季節に行きたいですね。

 

帰りは石槫トンネル経由で名古屋方面へ。

道中に紅葉で賑わう永源寺の横を通った。

前から知っていたが、ここにイカ焼き屋があるんだけど、

今日は混雑しているので、気になりつつもまたもやスルー。

でもここは関西圏だから、イカ焼きでも粉物の方のイカ焼きかも知れない(笑)

 

走行距離 203.5km

走行燃費 22.4km/L