蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

思い出の白樺湖ツーリング 1日目

7月の三連休は天気はほぼ大丈夫そうで、ツーリングを決行できました。

それよりも今月からの残業祭りで、体力や眠気の不安が大きいがどうなるやら・・

 

日付が変わり、土曜日の2時30分出発。

車が多くなってくると、眠気を誘う走りをさせるので、

一睡もしてないけど夜間・早朝に移動しておきたい。

今回は名古屋IC~中津川ICまで高速道路を利用します。

 

高速に入るとすぐ雨が降ってきました。今日は朝まで雨予報です。

最寄りのPAで合羽を装備。自宅から着てもいいけど蒸し暑いので無理(笑)

それでも少雨なので高速道路は快適。度々赤信号で止まる下道よりも安全だろう。

 

少雨とはいえ、2時間走行したので登山靴も湿ってきた気配。

道の駅大桑で、サイドケースに常備している長靴に換装。

それにしても夜間に雨のR19号を走るのも久しぶり。

初1泊ツーリングした時は帰りが豪雨でした。

対向車のライトの眩しさもあり全く前が見えず、本気で死ぬかと思いました。。

ここのレストランは珍しく20時まで営業していることもあり、

最後の晩餐じゃないが、ちょっといいステーキを食べた思い出が訪れる度に蘇る。

 

 

 

いつもの道の駅で日義木曽駒高原で休憩。

雨の日や寒い日はこういう場所があると助かる。

ここで食堂SSの開店時間(6時)に合わせて出発するが、

今回は寄りません。ちなみに30分前に通ったらトラックなど10台ぐらい

既に駐車していてびっくり!

 

 

朝食は3年ぶりぐらいに松屋塩尻店は4時から営業しておりR19沿いにある。

驚いたことにここは松のやと併設しており、どちらのメニューも注文できる。

支払いは株主優待なので節約にもなります。

 

さてまずは白樺湖から見たいので、ナビに案内させる。

てっきり霧ヶ峰の方から向かうと思いきや、

無料化された新和田トンネルを経由し、料金所跡から県道155号を通るルートへ。

 

車も皆無で道も綺麗でとてもいい道。

途中には黒曜水の湧き場もある。でも鹿も多いので注意です。

 

7時30分ぐらいに白樺湖

まだ少し雨が降っています。晴れればこの辺のベンチで一眠りしたかったが・・

 

当時、飛び込みで止まったホテルは廃墟化。

宿泊は私ひとりだったようで、建物の電源も落としていたらしく、

館内の自販機も温くなっていたのが印象的。

記憶では宿泊料は¥4000~4500ぐらいで、バイクは建物の下、

部屋や眺望もとても良かったです。

 

 

白樺湖には廃墟となったホテルも多い。

一方、湖の東側は真新しいリゾートホテルもあり、私の地方でも積極的に

TVCMが流れている。

 

さて今宵のホテルを先に確認しておくか。

ナビでは怪しい登り坂を案内しているが、怖いので白樺湖湖畔にバイクを停め

徒歩で見てみることに。唯一の案内看板も木に覆われているし。

 

少し歩くとありました。

ホテル晴明荘。バイクはあの位置に置いてよいみたいだ。

ただ最大で4台分ってとこでしょう。早めのチェックインが勧め。

 

四輪車などは砂利の駐車場に。バイクでも全然大丈夫です。

 

まだチェックインまで7時間あるので、取り敢えず美ヶ原へ行くしかしない。

まずはニッコウキスゲの観察します。

 

富士見台駐車場。

 

 

画像検索よりかは群生規模は小さいですが、良い感じに咲いていました。

 

こんな天気ですが、ビーナスラインの一番眺望の良い部分はしっかり見れました。

三連休なのに車やバイクも全然走ってないので満足。

そして霧ヶ峰から先は濃霧になります。

 

ヘアピンが続いてぐんぐん標高を上げていく。

でも湿潤した路面でも全く問題なく走れる。さすがはアドベンチャーバイク。

 

頂点の大駐車場の辺りは暴風となっている。

まるでこの間の八幡平のようだ。

でも悪天候だったのでポールポジション獲得(笑) 

 

しばらく天候が回復するまで、ここで一休み。

 

 

・・・・・・

 

 

まだ暴風状態だが雨もしばらく降らないようなので、山本小屋から王ヶ鼻へ出発。

雰囲気はまるでスティーブン・キングの「ミスト」の世界。

"やつら"が出てきそうだ・・

 

触手ではなく馬が出て来た。

 

¥100で人参のエサが置いてあるので、観光客に猛アピール(笑)

 

美しの塔。

 

付近に誰もいないので自撮り。

「ショイグ!ゲラシモフ!弾薬はどこだ!?」

唐突にプリゴジンになってみる。

 

そういえば合羽はまだしも、バイクウェアと胸部プロテクターを装着したままだ。

服の中は汗で暑いけど、合羽を脱ぐと今度は寒くなるという訳の分からない状態。

湿った登山靴もちょっと重いし、正直あまり快適ではない。

 

塩くれ場。

石の上に塩を置いて、牛に塩を与える場所だとか。

この近くに公衆トイレ(無料)あり。

 

牛がペロンしているのは塩だったのね。

舐塩(しえん)と呼ぶそう。

 

王ヶ頭ホテルと電波塔群に到着。

 

ホテルの裏にある祠と鳥居。そして電波塔が絵が素晴らしい。

この辺りは烈風地帯。でも段々霧が晴れて来ました。

 

王ヶ鼻はここから1km先にある。

 

到着です。

王ヶ鼻はビーナスライン2~3回目辺りに訪れており、

最初は地図なども持って無いので、こんな遠かったとは思わなかったな(笑)

 

松本市街が見えます。

当時常宿となっていた、松本のルートインのチェックインの時間に間に合わず、

焦った思い出があります。

日暮れが近かったので誰もおらず、寂しい場所だった記憶でしたが、

今日は違いますね。

 

石仏たちが佇む王ヶ鼻。

 

岩の隙間からイワキンバイも。

 

さて帰りますか。

結局この風と曇り空は良かったかも?

強烈な紫外線と太陽光を浴びながらのウォーキングがかなりきついだろうし。

 

 

ホテルの売店で食事するかを10分くらい熟考。

腹は減っているが、山本小屋の辺りにある売店が気になる。

そこで飢えた状態で飲むきのこ汁が最高なのでは?と思い我慢することに。

 

ホテルの売店メニューは現物は見ていないが、こんな場所で営業している割には、

良心的な価格だったと思う。

ソフトクリーム¥450、ホットドッグ¥600、ビーフシチュー¥1,200など。

名古屋のホテルでコーラが¥1,000とか見たことあるしね(笑)

個人的には柿渋石鹸が¥2,640が気になる。

効能は、私の安物とは比べ物にならないのだろうかと。

 

途中に大崩落の痕も。

近くに牛たちが佇んでいるが、斜面とか大丈夫なのかな?

 

その牛たちが一斉に歩き始めました。

どこかにある厩舎へ帰るのでしょうかね。

よく訓練された牛です。

 

私にぴったりの?掘っ立て小屋のような売店できのこ汁を頂きます。

 

安い分シンプルですが、中には謎のきのこたちが入ってます。

腹も空かせていたので美味かったです。

りんごの乾物なども試食しましたが、今日の昼飯はこの汁のみでした。

 

 

王ヶ鼻まではほぼ平坦で、危険個所は無い。

ホテルで物資の補給も出来るので、風と日除け対策すれば気軽にハイキング可能です。

 

 

後はホテルに行くだけですが、夕食をどうするか問題。

昔は白樺湖にあった謎の中華料理屋に行きましたが、

今はどうなっているか不明だったので、下界に下りてスーパーで買い出しへ。

 

でも諏訪湖の周囲は慢性的な渋滞が多く、上諏訪駅前も混雑していた。

しかもスーパーの総菜の品揃えが良くなく、そこでは何も買わずにラ・ムーに変更。

再びR152号で大門街道で白樺湖へ。

結構無駄な動きだったかも知れないな・・

 

チェックインの予定を1時間過ぎた16時頃に晴明荘に着く。

 

人生初の和室かな?

 

10畳もあるのでひとりでは広すぎる(笑)

建物や調度品は古いが、素泊まり¥5000~6000前後なら問題は全くない。

今回はじゃらんポイントを使っているので半額の¥3,000。

 

布団や掛布団は、セルフでシーツを掛ける。

WIFIもあるがフリーで使いづらいので、充てにしない方が良い。

 

窓からの眺め。

木々の先は白樺湖だが、2Fだったので湖はほぼ見えない。

 

ラ・ムーセレクション。合計¥1,200ぐらいでビールは今年初。

味には拘らないので、昔から"男ひとり旅 一番星"を連想する

サッポロビールの☆を選ぶことが多い。

 

夜の湖畔を散歩もいいなかと思っていたが、

久々の酒と徹夜ツーなどで、20時頃にはバタンキュー。

白樺湖で花火が上がったので、起き上がって外を見たがやはり木々で見えなかった。