蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

ツーリングプランで紀伊半島へ 前編

前々から三重県尾鷲方面にツーリングに行きたいと思っていたら、

本営から突如ツーリングプランが発表された。

期間は一ヵ月も無いのだけど、渡りに船という感じで丁度良いタイミングです。

 

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ただ三重県の尾鷲どころか、日本最大の半島である紀伊半島の先っぽも狙える。

高速道路では紀伊長島までだけど、そこからは無料区間の高速も繋がるので

(一部未開通)、行き先を変更し久しぶりに潮岬まで行くことにした。

 

大半が高速道路なので、早く出てもどうかなと思い早朝4時出発。

世間一般的に充分早い気がするけど、

早い時は深夜0時と私の"早い"感覚がおかしいだけ(笑)

 

出発した11月20・21日の週末は気温も割と高めで、早朝でもあまり寒くない。

ただし山岳地帯を通る紀勢自動車道では一気に気温が下がる。

尾鷲北ICから下りて矢ノ川峠をワインディングを味わう。

以前旧道・廃道に興味があった頃に、旧道矢ノ川峠を通ってみたかったな。

矢ノ川峠の歴史はネットで読むと、熱は冷めた今でも興味が再燃する。

またこの辺りは気温は3℃くらいです。

 

 

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6時30分に熊野市。

砂浜にはどこも釣り人が等間隔で投げ釣りを楽しんでいる。

 

その後南下し新宮市街へ入る。

一時期毎年のように新宮を訪れていた。でもアフリカツインでは初めて。

当時はホテル泊で、夕食はモスバーガー多かったので、

朝食にリラックマセットを注文しようと寄ったが10時開店だった。

地元では7時や8時開店なのに・・ というわけでローソンでチキンと缶コーヒーに。

 

最初の目的地はまだ未訪問の那智の滝

駐輪場を求めて適当に走り、急勾配の道を道なりに進んだところの駐車場。

が、どうも熊野那智大社向けの駐車場だった。料金¥400(車¥800)

 

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一応見て回ったけど、神社や寺を見に来たわけではなく、

メインの那智の滝を間近で見たかったが、ここから結構歩くようだ。

 

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一応歩いて三重の塔の下まで歩いたけど諦めた。

滝への近い駐車場は土産物店が並ぶ辺り。バイクは¥200程度だ。

 

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微妙な形で那智を後にしたけど、バイクと滝をツーショットで撮影できたし(強がり)

 

 

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七里御浜で、1L辺り151円の名も知らぬガススタを見たけど、

その後はずっと170円越えの店しかない。なお名古屋の地元では150円前半・・

でもここで満タンに入れておけば、自宅まで余裕で走れるので給油します。

 

 

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定番の観光スポット橋杭岩

潮岬は後回しで、名物の猪と豚を交配させたイノブタの肉を使う

料理を食べにすさみ町へ。

だけど道の駅をちょっと過ぎた所で、食事処までまだ15kmもある。

往路を考えると面倒になったので、道の駅すさみで食べることにします。

 

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その前に日本童謡の里公園を散歩。

 

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温暖な地域にありそうな原生林を歩きます。

 

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紀伊半島の先の方にはこういう岩場が数多くあるのだけど、

その多くには釣り人がいます。どうやって渡っているんだろうか?

 

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11時を回り道の駅すさみで昼食です。

イノブタ丼(¥900)、イノブタのメンチカツ(¥450)

丼は汁だくで甘みがあるお肉で美味しい。

定番のさんま寿司と迷いましたが、寿司はどこにでもあるのでメンチカツを選んだが

これは大正解。胡椒のスパイスが効いてこれまた美味。

まあこいつはイノブタの肉じゃなくても、美味しいはずですが(笑)

総合的に何を食べるか迷うお勧めのレストラン。

そのまま併設されているエビとカニの水族館へ(¥800)

 

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タッチプールではタカアシガニやサメなどに触れる。

ケープペンギンは、休館となった志摩マリンランドから引越ししてきたそうで、

ならば会うのは2度目かな(笑) 

1992~1999生まれのかなり高齢ペンギンですので、

体も不自由な状態。恐らくここで天寿を全うするのでしょう。

お土産に抽選があり、イノブタのサラミと缶バッチなどを貰う。

ややキッズ向けでもあり、観賞窓が低いのだけど見応えはあった。

 

 

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戻って潮岬を訪問します。灯台の方は昔に訪問済。

ここではキャンプ場の様子を見に来たのが理由。

 

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てっきり閑散期の無料期間だと思ってました。

公式サイトを見ると10月・11月は土日のみの開場らしく、平日は閉鎖中とのこと。

 

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土曜日の13時頃の様子。

今日はキャンプ泊だけど、ここは利用する気は元よりありません。

 

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本州最南端の地からの眺め。

単眼境で覗くとこの岩場の上にも多くの釣り客がいます。

足を滑らしたら終わる高さなのでスリル満点だ。

 

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オスマン帝国時代、近くで座礁した軍艦エルトゥールル号

隣の紀伊大島にトルコ記念館もあるが、既に訪問済なのでもう観光する場所が無い。

 

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仕方ないので近くのスーパーでゆっくり買い出し。

他の半島の先とは違い、この串本辺りは飲食店やコンビニなども充実している。

 

今回私が選んだキャンプ地は、先客がいたらかなり厳しい場所なので、

早いけど陣取っておこうと思う。

目的のキャンプ地を利用できるか否か、

現場に行かないと分からないスリルが堪らん(笑)

でもだめだったら荒船海岸に行く予定だ。

キャンプはまだ無料縛り?に拘っているので、先の潮岬キャンプ場は使わない。

 

 

14時30分。月野瀬古座川河川敷着。

利用者はどうか? 頼む誰もいないでくれ!!

 

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よーし誰もいない!

綺麗なトイレがある野営地。当然洗い場なども無い。

 

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人家が目の前にあり、駐車場ではキャンプは禁止だが河川ならばOK。

 

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ネットの情報はやや古く、重機がある場所が閲覧した幕営地らしいが、

見ての通り河川工事中である。

 

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アフリツインを河川敷に突入。

やっぱり傍に置いておくと便利。

 

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設営中に愛知から来たおじさん3人組が訪れ、

挨拶と落ちていた燃え残しの木片を持っていた。

奥にもスペースがあるみたいで車も止められる。

 

それにしても早く来て良かった。少し遅れたらここを占有されていると思う。

こんな場所なので、誰か先客がいたら近くには張れないでしょう。

 

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川側に向かって傾斜がある。石が多い場所はペグは刺さらない。

 

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早い設営だったので古座川を眺めてゆっくり過ごす。

正面は少女峰という岩山もある。

川面には飛び跳ねる鮎?の遡上を頻繁に見ます。

鮎の好きそうな藻が石にこびりついているので、鮎が沢山いると思われる。

だけど先の上流にサギの群れが待機しており、多くは食べられてしまうのかな?

ああ諸行無常・・

 

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スーパーで買ったのはシメのラーメンと豚肉ぐらいで、

鍋つゆやカット野菜は、地元のローソンストア100で事前に買っていました。

串本で買い物中は腹も減っておらず、焼き物は何も買わなかった。

帳が下りるまではシネマを観賞。

 

 

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今海外ドラマの「ザ・ラストシップ」に嵌っている。

主人公は駆逐艦の艦長の立場なのに、やたら白兵戦や敵対勢力に潜入したりと

色々な意味で面白い。毎夜1~2話観るのが日々の楽しみのひとつ。

 

 

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暗くなったので鍋の準備。

鉄鍋は、「ヒロシのぼっちキャンプ」の真似事で私も準備しました。

私のは内にホーロー加工してある。錆びは防げますが鉄分は出ない。

 

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"映え"を狙ってコンロと固形燃料で調理したが、

やっぱり火力が上がらず煮込むのに時間が掛かる。。

でも夕飯の味噌野菜鍋が完成!

最近ミートショックもあるので豚肉を入れなければ、(1パック¥300だったけど)

鍋汁とカット野菜で¥200ほどで出来る。

屋外なのでスープも完飲する必要があるため、これだけでお腹がいっぱいになる。

 

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更に鍋のしめに煮込み用のラーメンで腹パン確定(笑)

こちらはガスで調理しました。

OD缶は安定しづらいので持ってこないかった。

もしひっくり返したら、前回のカップ麺の比ではない惨状になり、

最悪野口英世のように大火傷を負うことも。

 

 

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食器は洗わずそのまま・・

どうせ朝も残りのラーメン&野菜を食べるから、パンも要らない。

 

 

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食後もシネマ。

キャンプの過ごし方は自由だ。

次は「ファイナル・カウントダウン」を観賞。戦艦好きだね~(笑)

こちらは古い映画ですが原子力空母が突如、1941年12月の真珠湾攻撃前夜に

タイムスリップするストーリーです。

また戦闘機の発艦・着艦するシーンはとても格好良いのも特徴。

 

 

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こんな感じで、月明りが煌々と照らす河川敷でキャンプを満喫。

おじさんグループもあんなに遠いのに、気になるレベルでは無いが

微かに声が聞こえて来る。シーズンの大人気キャンプは談笑の声とか凄そうだし

絶対利用しないと思う。