結局行き先は去年の10月に行った、栃木県の日光を目指す事になった。
これまた去年のGWにも足尾の手前までツーリングしている。
もはや定期便(笑)
なぜ何度も行くのか不思議だろうけど、目指す場所にレトロ自販機の存在が大きいと思う。こいつらのお蔭で東北や山陰、四国訪問への原動力になった。
雨のR19号
前日は20時に寝たけど、やはり高揚して22時30分に目覚めてしまった。
ちょうど雨脚が強い時間帯になろうとしている。
が、出発した3時頃にはほぼ止んだのは幸いだが、合羽は着こむ。
名古屋~中津川までの70kmは高速道路で。
毎回思うけど、深夜といえど信号のサイクル(特に自宅から5kmくらいは)が、最悪で遅々として進まない。時間に余裕があれば無料時間帯の猿投GRから山間部を経て中津川に出るけど、今日は雨なのでリスク回避。
中津川から先はR19号をひたすら岡谷方面へ。
高速道路上で既に雨が降りだしていた。
雨の夜のR19号は、バイク一年目の頃に地獄を味わったのでちょっとトラウマがある。
豪雨の中メットのシールドに付いた水滴が、対向車のライトで反射したりして、カーブやセンターラインなどの道路状態が分からなかった。
今思えば無事故で済んだのが不思議なくらいだ。別名木曽高速だけあって深夜の車のスピードアベレージも半端ないので、後ろからのプッシュも激しい。まさに「前門の虎、後門の狼」だった。
一応計算に入れて、空が明るくなってくる時間帯にR19号を走ったので、今日は問題無い。まずは手近な目標である"食堂SS"へ。手近といえど自宅から160kmあるが。
トイレ休憩で道の駅木曽福島にちょっと立ち寄る。
ここは24時間出入り出来る休憩室がある。今日はママチャリで来たと思しき青年が寝袋で眠っていた。外は大雨だし私もしばらくここに留まろう。
ちなみに雨が強いので写真が殆ど無い。
長野県塩尻市に入ると店まではあと少しの所で、Bluetoothレシーバが壊れた(笑)
雨の中でずっと使うとよく調子が悪くなっていたが、今回はガチで壊れたっぽい。
ここから先は予備のレシーバーを使う。
6時30分頃に食堂SS着。
朝6時からの営業が嬉しい。まさにオアシスだと思う(笑)
いつも寒い中訪れるし。
今日はなめこ汁定食(¥680)を注文。冷えた体に沁みる料理だ。
濡れた合羽のまま入りやすい店だが、椅子が濡れたので帰り際におばちゃんに椅子を拭いておいてほしいと告げたら、笑顔でお気遣いありがとうって返された。
ナビの通り順当に走っているとある事に気付いた。
無料ルート案内しているけど、有料の新和田トンネルそばの林道みたいな所に案内されるのに気付いた。もう3、4回は同じことやってる。
今回は雨でツーリングマップルの出し入れも難しいからナビに任せているのよ。
この湿潤した状況や夜だとこういう道は勘弁。仕方なしに新和田トンネル(¥510)を使った。
吹割の滝へ
どこを走っているのか分からないけど、上田の"ゆきむら夢工房"という場所で一度態勢を整える事にした。
真田幸村といえば"戦国無双"や"戦国BASARA"というゲームの主役くらいの人気の人物だね。劣勢ながらも果敢に戦った姿や、数多い名言に共感する者が多いからかも知れないな。
雨は止んだが草臥れた防水ブーツは中もじっとり濡れ、レインパンツの尻部分からも染みてジーンズが濡れた気配。どうしてもシートの部分に水が溜まりやすいからか、前車でもよく染みた。
ふと横に停まった車をみると、犬が運転したのかと思った。
しかも何か落ち着いた凛々しい顔立ちで(笑)
少し寄り道して嬬恋パノラマライン北ルートを通った。
嬬恋といえば特産のキャベツ。そのキャベツ畑が広がるルートです。
広大なキャベツ畑なので、収穫時期は外国人らもバイトで雇っているが、ハード過ぎて逃亡する人も多いんだって。
途中で建設工事中の八ッ場ダムの展望台があるのを見つけ立ち寄る。
結構形になってますね。私の地方にある新丸山ダムもチェックしに行きたい。
さて時間は11時頃だし、早めに昼飯を済ませよう。
ちょうど展望台の駐車場に所にうどん屋があった。
”麦の香り”という店の冷やしぶっかけ¥600。
食後に吹割の滝へ向かう途中、カーナビのバッテリーが切れかかった。
見てみると、シガソケのmicroUSBが壊れたみたいだ。こいつは数年使ったから仕方ないか。ズルトラ側のコネクタじゃなくて良かった。
こちらも予備の2口USBシガソケとケーブルで事なきを得た。
吹割の滝を知ったのは、去年の10月だった。
あの時は日光から沼田IC方面へ向かう途中の大渋滞の時知った。
その後調べると結構有名な場所らしい。
駐車場から適当に歩いていると、ちょっとしたハイキングコースを歩いている。
いや、私は滝を見て帰りたいと思っただけなのだが・・・。
しかも水を吸ったブーツが重いのなんの。。
最初の順路が間違ったようだ。
ようやく橋を渡って対岸へ。
おお凄い!川の水が勢いよく流れている。
ここが吹割の滝の部分。侵食によってV字になり、両側から川の水が流れ落ちている。
東洋のナイアガラとも呼ばれているって。ただこの言葉日本各地で散見するけど(笑)
安全のためにカラコンとロープの先へは立入禁止。
さらに警備員が監視の目を光らせている。
こんな所から落ちたら間違いなくはるか下流に流され生存は難しいだろう。
写真で迫力を伝えることは出来ないので、ここは直接訪れて見てみるといい。
正規ルートでは入口に付近に点在する土産屋。
一部の店は奇妙なものばかり置いてある。見ていて笑えた。
結局1時間ほど滞在。
出発前に合羽のパンツも脱いだ。暑い~。
戦場ヶ原・中禅寺湖
ここから金精峠まで一気に標高を上げる。
去年訪れた10月初旬の翌週にはもう積雪していたくらい寒い場所。
峠に到着するとまだ残雪が残っている。
標高1800mもあるのか。寒い~
短時間の間に、暑くなったり寒くなったりと私の体を揺さぶって来る。
日光はGW中だしきっと混雑しているだろうなと思う中、戦場ヶ原の見学に立ち寄る。
予想と違って車も少ない。まあゆっくり見学できるからいいけど。
戦場ヶ原の展望台。
なんか物哀しい景色。一応双眼鏡で観察してみたが何も面白いものは見えない。
周辺は遊歩道になっているようだ。
今日はもちろん歩く気はないぜ。
中禅寺湖の通り。
人少ない・・・。
天気が悪いからかな? そういえば今日はバイクもあまり見てない。
背後の男体山も含め、周辺の山は厚い雲で覆われている。
来たのが紅葉シーズンで、渋滞だらけだったから余計に静かに感じる。
というわけでGWに中禅寺湖は逆におすすめできる(笑)
いろは坂を下り、次の目的地である足尾に向かう。
足尾といえば足尾鉱山で有名だったけど、今回はその遺構を探しに。
写真を多めに撮ったが今回は割愛。
ただ個別記事にするほど写真もないのだけど、まあいづれ。
カンザン?の花びらが舞う足尾駅。
探索中に再び雨に打たれてしまった。
草木ダムで野宿
足尾での探索を終え、ここからはやることが多い。
コンビニ、ガソリン、食事、野宿地の占領だ。
まずは草木ダム近くのヤマザキショップで水の確保。
「これだけしか残ってなくて・・・。」と、相変わらず腰が低い店員さんだ。
こんな田舎にあるだけでありがたいです。
それ以外だと足尾にローソンがあったくらいだし。
続いてガソリン。
私は基本セルフ式しか入れないけど、ここらはセルフはないので有人のスタンドが3軒ほど連続してある。
アフリカツインASはV-Strom650と同じくらいの航続距離がある。
今回は500km弱で入れた。夜中も走ることが多いし、翌日のガソリン探しを考えなくてもいいので300~400kmでも入れると思う。
ちなみに地井武男似のオヤジだけど、今日で3回目の訪問。
顔を覚えていてくれた。ちょっと世間話をして食事に向かう。
また来ちゃった(笑) 丸美屋自販機コーナー。
今回もまずはから揚げラーメン。残念ながら玉子はウズラの玉子だった。
続いてハムチーズサンドを食す。
何かどこかでにゃーにゃーと鳴き声がすると思ったら、
ミケ猫が自販機コーナーでうろついてました。
去年のGWには犬が居たけど、10月にはいなくなっちゃたし、いづれ"たま駅長"みたいな丸美屋のマスコット猫になってるかも知れない。
自販機の詳細などは、散々昔のブログで写真を撮ったから、今回は割愛です。
食事も済みいよいよ野宿地へ向かう。
去年のGWは先着者に占領されてましたからね。10月は日帰りだったけど。
陽が沈む。アーベントロートと言うにはちょっと微妙だな。
目的の東屋に到着すると幸い人は居ませんでした。
すぐにバイクを乗りつけて占領開始。
18:45 草木湖展望台占領
汲み取り式ですがトイレもあるよ。紙もあった。
ダム湖を一望できるテラス。
雑誌(ザテレビジョン)とヒヤシンスみたいな植物が添えられていた。
直ぐにチェアーを展開。寝袋はないチェアーが私の寝床だ。
それにしても濡れた足が不快だ。自宅でよく持ってくるサンダルが見当たらなかったのが痛い。それでも3枚目のくつ下を履いた。
ここで便利なもの紹介。
名前も忘れたがBluetoothスピーカーとランタンとモバイルバッテリー(10000mAh)が一体化した製品。
特に誰もいないとこだと音楽やラジオを迫力ある音で楽しめる。
音を消して静かな雰囲気を出すのも悪くないのだが、森の方から聞こえる獣の鳴き声が気になってね・・・。
あと普通にヘッドランプだね。言うまでもなく普通に便利。
他に"ゆるキャン"の志摩リンが使っていた電池式のランタンもあったが、今回は出してもいない。後日自宅で見たら、光るけどまた液漏れしてた。。
もう本当にバッテリータイプでいいと思う。
気温もこれから下がるから、ここは早めの就寝に徹する。
20:30頃には眠ったと思う。録音したラジオとライトは付けっぱなしで寝た。
本日の距離。