蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

三重県満喫ツーリング 熊野古道女鬼峠編

今回のツーリング先は1泊2日で三重県南部が中心。

道中は世界文化遺産熊野古道を歩きます。

天気も良くなり、桜が満開の季節なので絶好のツーリング日和です。

出発は3時30分。名古屋西ICから勢和多気ICまで深夜割引を利用します。

東名阪は工事で2023年12月までリニューアル工事。

夜間はいいけど昼間は渋滞必須なので、あまり三重県には行きづらくなっている。

 

夜中に積載準備している間に既に寒く、

念のために持っていく合羽のパンツを履いて自宅を出る。

今日は古道を歩くので、下はあまり防寒装備が出来ないが辛い。

山中の気温は5℃しかなく合羽では役不足だった。

やはりバイクの収納を一考しオバパンのが良かったかな?

今日は車外泊なので既に憂鬱だ(笑)

 

まずは手近な熊野古道から歩きます。

駐車場はよく分からなかったので、行き止まりの竹林に。

到着時は暗かったけど5時30分、徐々に空が白み出した頃に出発。

 

この「"女鬼"という名称が、色々な妄想を膨らませる。

女の鬼が出る恐ろしい峠だったのでしょうか?

こんな可愛い鬼(めきこちゃん)なら歓迎だが(笑)

どうも近くに閉鎖された旧女鬼隧道があり、三重でも有名な心霊スポットだとか。

しかし少し調べると詳しい云われが載ったサイトがあり、

それに由ると、当初は子ぎ峠、江戸時代の頃は禰木峠(ねぎ峠)という名で、

幕末にはめっき峠となり、現在は女鬼峠となった歴史があるようだ。

寂しい峠なので、恐ろしい女の鬼が出るといわれたら、軽々に寄り付かないだろうし

そういう話はよくあるから、こちらの方が信憑性があると思う。

 

荷車が通った轍の跡。

 

道は緩やかで本当にハイキングレベル。

少し寒いが気分はルンルン(笑)

道幅もまあまああるので、これなら荷車でも通行できそう。

また何度か江戸道と書かれた道への分岐もあります。

 

女鬼峠に到着。辺りは特に何もない。

でも昔の熊野古道には山賊が出たり、狼が出没したらしい。

やはり参詣も命懸けですね。こんな参詣道が熊野の方までひたすら伸びている。

険しい峠を幾つも超える崇拝者の行動力は凄いとしかいえない。

 

更に進むと茶屋跡と思われる広場がありました。

ここで茶屋というのもなかなかだけど、案外麓からは近い場所です。

 

そして見たかった切り通しの路が!

2枚目はノミの跡でしょうか?

その掘削した石で法面を補強したのでしょうか?

昔の雰囲気を感じられて感動です。

しかし江戸時代とかの荷車って大八車を連想するのだが、

荷物を積載した荷車が通れたのかな?

 

 

 

近くには祠が静かに佇んでいる。

中には如意輪観音像が祀られている。

 

来訪ノート。証を刻んでおきました。

展望台もあるので登ってみます。

 

当時の旅人も眺めたであろう景色。

私はここまでとし、バイクを置いた場所まで戻ります。

 

バイクの元に戻ると、その脇でたけのこ堀りをしている方がいました。

ゆっくり散策しても1時間前後だったので、ツーリング途中に寄ってみるのもよし。

 

登山アプリは無料会員なので、月2回のDL制限でインストール出来ないので、

スマートウォッチでデータ収集しました。

 

次回へつづく