蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

今年の盆休みは能登半島へ

盆休みの週間天気予報を見ると天気が悪い日が続く。

まだ行ったことのない能登半島を決めており、出発日(8月8日)は

天気は持ちそう。急ぎ準備し能登ツーリングに備えた。

 

が、こんな暑い日の早い時間に寝れるはずもなく、一睡もしないまま出発することに。

夜中でも30度近くある中、寝床でぐだぐだしているよりも、

少しでも早く出て進んだ方がいい。0:30分出発。

 

 

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九州ではキャンプだったが、今回は混雑するキャンプは避けてダムで仮眠。

この時季は虫も多く、テントに比べ環境は悪いけど、

それでもぼっちで夜を過ごす方を選ぶ。

 

能登半島へは何も考えずR41号をひたすら北上。

何度も走っている深夜のR19号と比べ車は皆無に近く、

夜間なので、フルメッシュジャケットだとかなり涼しい。

実は能登へ行くのも、この快適なR41号を走りたいからだった。

 

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自宅から2時間で下呂、3時間で高山市街地と、とても順調に走れている。

何せ高山までは車に追いつくことも追いつかれることも無かった。

道の駅アルプ飛騨古川で一服。

能代交通、宮城交通と東北からの観光バスが並んでました。

この先でも、10連続ぐらい観光バスとすれ違ったりと一体何なんだろうか?

 

 

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数河峠では霧も出て寒い。ここで防寒着を着てグリップヒーターも作動。

 

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出発から4時間で、富山県の道の駅細入。

カップヌードルの自販機が置いてある。

お腹が空いているけど、私は緊急用にシーフードヌードルがある。

さてそろそろ夜が明ける頃だ。陽の光を浴びると、瞼が重くなると思ったけど、

雨雲に太陽が隠れており、全然平気だった。

 

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ただ途中でゲリラ豪雨に遭い、ローソンで朝飯がてら避難。

七尾や氷見が大雨になってたけど、私は羽咋の千里浜に用事があるので

難を逃れた感じだ。

 

 

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7:10 有名な千里浜なぎさドライフウェイへ到着。

実はここへ来るのは初めてだったりする。まあ車両進入禁止だったけど。

 

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極道の妻たちⅡ」でダンプが海を走ってるとこに似てるな。

ロケ地がどこか知らないから適当に書いただけだけどね。

ここで椅子に座って仮眠する予定だったけど、この時季の日なたは正気の沙汰

じゃないので、日かげのコンクリートの所で8時まで転がってました。

 

ここに来たのはこの千里浜だけでは無くて、

近くにある8:30に入館できるコスモアイルという、

宇宙に関する施設を訪問する予定だった。

しかし一番興味のあるシアターの上映時間が、10:00と11:00と知る。

それぞれ30分近くあり、2本観ると今日の予定が怪しくなる・・ 断念(> <)

 

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なので能登半島をゆっくり一周することに。

 

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巌門という所。下から巡ると面倒なのでここから観察。

 

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日本一長いベンチ。

暑いせいか誰もいないけど。

 

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遠浅が広がっており魚も沢山泳いでました。

 

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適当に撮った風景。ヤセの断崖の辺りだったかな。

しかし暑いね。走っていると問題無いけど止まると危険な暑さ。

 

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白米千枚田

能登半島日本海側は車もかなり少ないけど、ここは人が大勢集まっていました。

ここまで道の駅に幾つか立ち寄ってるけど、どれもとても小さく人も全然居ない。

国道沿いながら食事処も皆無に近く、食事難民になりそうな気配(笑)

 

 

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早く半島の先に着きたいけど、なかなか先が見えない。

ここまでの風景は、何所となく山形県日本海沿いに似てる気がする。

 

そして12:00 禄剛崎灯台の拠点、道の駅狼煙に到着。

灯台へはここに車やバイクを置き、徒歩で向かうようだ。

 

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道の駅の前には複数飲食店がある。

まずは腹を満たすことにしよう。

選んだのは画像手前の民芸茶屋。

 

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ブレたけどかつどんぶり¥800。

冷房機の正面の席に座り水をがぶ飲みし、暑いよアピール・・

するとピッチャーで水を持って来てくれた。判っている方でここを選んで正解だ。

何度も水が欲しいと頼むのも嫌なので、ピッチャーごと持ってきてくれるのが

一番有難いのだ。 

うどんやチーズケーキなど¥350~からあるので、

灯台帰りに涼むにはお勧めの店です。

 

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禄剛崎へはこの階段を登る。約300mの登りだ。

汗が噴き出るけど、この間の敦賀半島の立石岬灯台と違って、

バイクウェアは脱いでいるし、全然問題無い距離だった。

 

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ついに来た能登半島の先端、禄剛崎(ろっこうさき)!

風が吹けば気持ち良い。

 

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海面は千畳敷が広がっている。

能登半島には密漁禁止の看板があるから、アワビやサザエがいるんでしょうね。

その割には活魚の店など、海産物を扱う店は全く無いけど(笑)

代わりに塩田が有名なので、塩の店が多かった印象です。

 

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そして日本三大パワースポット(三大聖域)のひとつ珠洲岬

因みに他の2つは富士山と分杭峠。この2つと比べるとちょっと怪しい!?

 

 

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次は世界でも話題になったイカの駅つくモール。

このイカキングを見に来た。

モニュメントは計3000万の費用が掛かったようですが、まあいいんじゃないですか。

現にそれで知ってここを知って訪れたわけですから。

 

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まあ¥500のこの焼きいかしか、お金を落としてないけどさ。

何度も青森の鰺ヶ沢の焼きいかを食べている私としては、ちょっと微妙かな。

¥500ならこんなものかも知れないし、店も大行列でした。

この暑さなので大半がアイス系の注文でしたが(笑)

レストランの方は整理券配布が終了?のようで、いか料理は食べれませんでした。

 

 

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見附島(軍艦島)を拝見し、今日の仮眠地へ向かう。

というかコスモアイルに寄らなかったので、滅茶苦茶時間が余った。

 

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山奥のダムなので事前に食料の買い出し。

クーラーボックスもあるけど、特に腹も減っていないので今夜は乾き物・・

濡れ物のアイスはその場で食べた。

ただ飲み物に問題があって、ダムに自販機は無いだろうし、

喉が渇いてもこの2本しか飲み物が無い・・

 

 

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16:30小屋ダム到着。

 

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ダムの天端から見るとこんな感じ。

 

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トイレ在りだけど灯りはない。

また道の下に東屋がある。芝生ではお爺さんがゴルフの練習をしていた。

 

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靴も脱いで寛いでいると、ここまで眠気が無かったものの

少し寝れる感じがあったので、この状態で1時間弱うとうとした。

途中でチャリ2人組が来てて、昔はここに自販機があったとかそんな話が聞こえた。

 

まだ18時台でしたが、すっきりしてしまったのでもう寝れる気配がしない・・

しかも肌を露出していたので、各部位が虫の急襲で被弾(笑)

 

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痒みで悶絶しながらも日が暮れたので、「やがて君になる」を視聴。

能登ツーリング出発前に繁華街まで歩き、コミックも全巻購入した。

しかし虫の羽音が凄く、虫を無視出来ない・・

虫が対空砲火の無い戦艦に群がる戦闘機のようで、

今日は風に流されることもない、無風状態ということもあり攻撃が苛烈。

 

考えた末、ここから撤収することに。

通常なら深夜3時頃に出発するのだけど、今夜は20:45出発。

どうせ虫がいなくても眠くないので眠れないだろうし。

 

 

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仮眠地では、予想外の事は起こるものなので仕方ない。

2日目は帰るだけなので、ちょっと早まっただけだ。

既に500kmちょっと走ってるけど、無敵戦艦アフリカツインということもあり、

まだまだ走れるはずだ。第二幕は約+400kmってことだね。

 

これで夜中の内に大シティを抜けれるし、

夜間走行お勧めのR41号をもう一度満喫できるのは良かったのではと思う。

これが塞翁が馬ってやつなのかな?

 

しかし今朝の同じような場所でゲリラ豪雨直撃!

夜間だから空の様子が分かりづらく不意を突かれてしまった。

濡れたバイクウェアで、飛騨の辺りでは極寒を味わうことになるだろうな。

 

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23:15 冷えた体に吉野家の牛丼ととん汁が沁みる(笑)

富山から名古屋まで250km近くあるので、私の燃料も必要不可欠だ。

 

 

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1:10 再びアルプ飛騨古川。ここで約仮眠含む1時間以上の仮眠。

既にチャリ集団が寝てました。

 

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行きにちょっと気になっていた飛騨街道なぎさ。

ここは24時間入室できる場所があるようだ。

 

また24時間営業の「峠屋」というドライブインに明りが点いていた。

ここは一度訪問した事がある。後にTVでも見たことがあり、

そこで店の主人は本当凄いと感心した覚えがある。

確か昼間は土木関係のバイトもしていたような・・

 

 

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名古屋まであと113km。

ただひたすらデリネータ―に従い突き進むのみ! 

このありがたみが分かるのは夜間だけ!!

しかし飛虫かダニかで手の指が全部痒い・・

毎回だけど、長距離ツーリングは痒みとの戦いでもあったりするのだ。

 

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4:10 道の駅白川で仮眠。

飛騨古川では座ったままだったので尻が痛くなった。ここではベンチに横になる。

もう40時間以上まともに寝てないので、仮眠しなければ危険なのだ。

 

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目が覚めた時は5時過ぎだったが、天気は本降りの雨になっていた。

どの道2日目の能登半島岐阜県は、雨との戦いが予想されており、

ここまで雨具を着ずに済んだのは僥倖とも思える。

 

当然ここで雨具を着込む。

靴は長靴を持って来てるけど、帰宅するだけだし死んでもらおう(笑)

 

雨具を着る前は雨に怯えていたのに、

雨具を着て覚悟を決めた時はどんな雨でも来いって感じ。

バイクに付いた虫の死骸も掃除されるわで、案外雨も良いかも。

でも強風だけは勘弁ね。

 

昼間の暑い時間は都市高速に逃げたいけど、早朝は空いているし暑くもないので

高速料金も節約できる。

 

そういえば近くにエアポートウォーク名古屋がある。

観賞割引券を買ってあるから、ワイスピ観ようかなと思ったが10:00からだった。

 

 

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8日深夜出発の9日朝、無事に帰宅。

出発から30時間で下道900km走れました!

洗濯や片付けの後、自宅で仮眠した後は今日中にブログを書いておこう。