蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

秋の北陸ツーリング 木ノ芽古道編

平日の9月29日に北陸へツーリング。

3:00に起きる予定でしたが、アラームでは起きられず4:30起床。。

1:00とかなら寝ずに過ごすけど、こんな微妙な時間だと起きるのが難しい。

 

準備やパッキングしたりで、5:30出発になったので、

下道で走る予定が、一宮IC~関ヶ原ICまで高速道路へ。

平日で通常料金だし、事故渋滞で踏んだり蹴ったりでした。

 

まず向かうのは福井県敦賀市木ノ芽トンネル。そこから山に登ります。

前回の破風岳をノーカンとしたら、4月以来の登山となります。

涼しくなってきたし、健康診断も近いのでシェイプアップ目的でもあったり・・。

久しぶりなので易しい難度の鉢伏山(761.8m)を選択。

海から近いので標高も控え目です。

 

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登山口はこちら。木ノ芽トンネル敦賀側に3台分のスペース。

 

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木ノ芽峠までは、平安時代に開かれた古道を歩きます。

どこかで聞いたことのある、歴史の人物が歩いた道はわくわくします。

補足すると織田信長などの戦国武将や松尾芭蕉明治天皇も歩いたとのこと。

 

準備を終えて8:14出発。

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序盤はこんな感じで緩やかな登りです。

しばらく歩いて気付く。タオルを落とした!

全く何度目だよ。この日も気を付けないといけないと思ってたのに・・。

 

ゆるキャンイベントの記念タオルなので、放置するわけには行かず、

戻ることになりました。

 

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登り始めの駐車場から100mくらいの所で発見。落とすの早っ(笑)

今度はしっかりクリップで挟み落ちないようにした。

 

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きのこの群生。

気になって後日1時間ぐらい掛けて調べたが、種類ははっきりとせず。

毒きのこのクサウラベニタケの感じがするが? 

判別の難しさが毒きのこ難しさだね。

 

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古道は比較的緩やかに登って行く。

危険な場所を挙げるなら、沢を沿うように続く細い道が多く、

やや地面も谷側に傾斜している。そのため滑落すれば沢まで一直線。

また夜露で濡れた草や、一部泥濘もあり足下が汚れる。

 

 

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そして峠手前に差し掛かると、明治天皇御膳水と記された水場。

 

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ほぼ屋外のような場所だけど、浮遊物は無くとても綺麗な水。

明治天皇などが飲まれた水で手を清める。

 

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天皇が訪れる日の半年前に、警備兵が24時間警備したという。

それにしても夜叉ヶ池派とは何だろう。

ここから東の場所に、岐阜と県境にある夜叉ヶ池があるけど、

その絡みかな?

 

 

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そして木ノ芽峠に到着。

ここには有名な前川家の建物が存在する。

現在も平家の末裔という翁がひとり住んでいる。

関ヶ原の戦い以降は、茶屋番などを行った場所でもあるそうな。

 

 

調べると訪れた登山者にちょっとした馳走を振る舞ったりと、

先祖と同じような事をしてくれるそうです。

なのでこの辺りでは有名な翁だとか。

BS朝日 - 玉木宏の秘境ふれあい紀行

TVや地方紙などにも話題になってこともある。

 

今日は日課の野良作業中の翁に挨拶して鉢伏山へ向かう。

 

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ちなみ峠へは車で来れるみたい。まあ当然ですよね(笑)

いつかTV番組「ポツンと一軒家」に紹介されてもおかしくない場所です。

 

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鉢伏山への道はコンクリートで舗装されている。

この登りが今日一番きつかった。。

 

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何やら大きな建物が。

奥のはトイレです。オススメはしないが一応今でも使えるみたい。

 

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リフト乗り場。

今庄365スキー場のリフトと思うが、近年の暖冬やコロナの影響で、

今年の営業しないようだ。

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脇道から鉢伏山へ。

 

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頂上は広い芝生が広がる。

かつては木の芽城砦と呼ばれた場所で、西光寺丸城・木の芽城・観音丸城、

そしてここ鉢伏城と、城砦群が築かれた場所でもある。

 

 

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では眺望の方はというと、

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敦賀湾と敦賀半島を見ることが出来ます。

今日は北陸に薄雲が多かったのが残念。

 

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そこから水島は見えるか!?

 

・・・・・・(単眼境を覗いて)

 

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・・・!

見えまーす! 丸見えでありまーす!!

 

はい、「坂の上の雲」の寸劇でした(笑)

 

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敦賀の海水浴場といえば、渡し船でしか行けないこの水島が有名なんですよ。

 

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他に崖下に生える、きのこを探したりして遊びました。

 

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今日はクッカーを持って来てないので、ここで軽い食事。

登る前からお腹が空いていたけど、木之本から北上中にコンビニあるかなって

思ったけど無かったので、登山前に肉まんが食べれなかった。

 

下山して再び前川家。

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それにしても渋過ぎる・・

今日はこの後ツーリングなので長居は出来ないが、

この今庄付近をじっくり見て回ると面白いと思う。

特に近くの板取宿では、手軽にこんな歴史を感じる建物が見られる。

 

 

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家屋で歴史を語っているのであろう、中から翁の声が聞こえる。

置かれたトレッキングポールを見るに女性5人、もしくは男女5人のパーティー

中にいると思われる。

 

 

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無事下山。

ソロ登山者は、下山中のコンクリ坂ですれ違いました。

車はいづれも名古屋ナンバー。

 

片付けてツーリングの準備に。

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35Lのザックが、防水バッグに余裕で入ります。

バイクなのでプロテクター類の脱着などが面倒で、準備に時間が掛かりますが、

積載の方は恵まれてます。

 

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体の慣らしとしては良い運動になったかな。

時間も短時間なので、ツーリングの途中で訪れるのにも良い場所です。

今年中にまた近くに来ると思うので、先述した板取宿など観光出来るスポットを

見つけてみようと思います。

 

渋い歴史を感じたいなら福井県今庄へ。

いつ来るの?今で庄!