蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

円空終焉の地へ

しばらく隔週土曜出勤が続き、日曜だけでは遠出のツーリングは行きにくい状況。

なので貴重な連休は、無理にでもツーリングか登山を行いたい。

 

深夜2:00頃まで行き先を探した結果、今日は岐阜県関市の方へ向かうことにした。

本当はもっと遠くを考えたけど、高速道路代もそれなりに掛かる上に、

日も短いから、行ってすぐ戻って来る感じで勿体ない気が。。

 

 2週間ぶりにバイクを眺めたら、チェーンが錆錆・・。

 

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そういえば正月の登山で雨の中を走ったね。

しかも路上に撒かれた、塩カル混じりだったようだ。

 

今日もゆっくりスタート。

気温も暖かいぐらいだけど、ツーリングらしきバイクは少ない。

 

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まずは11時営業の、人気デカ盛りの店「みのや」着。

店内は昭和の大衆食堂の雰囲気が感じられます。

 

10分前だったけど既に営業してました。ライダーが集団で集まることも多いけど、

この時間はライダーは私ひとり。

 

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味噌カツライスを注文。ライスは小だけど350gもある。

鰻丼じゃあるまいし、ライスはこの量で問題無い。

 

あまり腹は減っていない感じだったけど、気付いたらもう完食間近。

少しデカ盛りを恐れ過ぎたか・・。

 

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追加で熱々の鍋焼きうどん。こちらは具沢山で量も適量。

メインのご飯物に追加すると、丁度良い具合だと思う。

ご馳走さまでした。

 

店を出ると、駐車待ちの車が待機している。

バイクを押し歩きで道路脇に移動させて出発準備。

 

そこから15分ほど走ると、今日のメイン円空館へ。

本当にバイク少ないなと感じるが、この辺りは特に楽しい道は少ないか。

 

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駐車場はがらんどう。訪問客は私だけか。

ここから円空館までは少し歩く。沢山食べた後だから散歩しながら歩きます。

 

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7世紀後半の白鳳時代に存在した弥勒寺は、既に廃寺となっていたが、

江戸時代に再興したのが円空

ですが、大正時代の火災で焼失。今は礎石などが残るだけの遺跡となっている様子。

 

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手入れされている竹林の中へ。

 

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竹林を歩くのは気持ち良い。

今日本当は、三重県尾鷲方面を考えていたが、

その尾鷲のパチンコ屋の裏にある、土井竹林もなかなかの良い雰囲気です。

 

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道中、円空の墓に立ち寄る。

いっぱい墓石があるけど、墓石の文字も読めないから、

どれが円空の墓か分からなかったが、この画像の墓に手を合わせておいた。

 

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観音山展望広場へ向かう。

短い距離だけど、登山道でもあまり無い急勾配。

 

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頂上にはベンチが二基。

 

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見ての通り、周辺の山は低山ばかりで雪は無い。

でも岐阜に来る途中、R22号の木曽川に架かる橋から、前方左斜め方向に、

結構な雪を被った山が見えた。

伊吹山かと思ったが、調べてもそこまで雪も無いしどこの山だろうか?

方角的に能郷白山かな。

 

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これ食べられる系のきのこ。

色はもっと黄色だったから、素人目にはなめこに見える。

今思えば、ここで採取しておけば、なめこ汁が作れたな(笑)

 

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ようやく円空館へ。

何やら別室で作業している人は多いが、見学者は私だけ。

館内は撮影禁止となっている。

円空仏は人気が高いから、よく盗難されるニュースも耳にする。

 

展示されている円空仏の見どころは、聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)。

明治26年長良川の大洪水で、関市に流れ着いたもので、

六道輪廻に基づき、地獄道に落ちた群衆を救済するとされている。

他の展示されているものと比べると、大きな円空仏です。

また鵜飼や、遺跡から出土したものが展示されている。

 

さて円空は生涯で、12万体の仏像を作ったとされている。

が、全国を行脚していたこともあり、造像はどう考えてもインポッシブル。

つまり不可能。

高山市の上宝町の桂峯寺にあるとされる、今上皇帝像の背面に十万の仏を

作り終えた記載があるので、この12万体説が一般的となっているようだ。

何か2万体増えてるけど?、2万体ならまだ現実味のある数字じゃないかと。

一応円空仏には、手のひらサイズもあるし。

背面に書かれた文字は、掠れているだので判別を誤ったんじゃないかと・・。

もしくは円空複数人いたか。

何にしても、邪馬台国がどこにあるかだの、謎は謎のままで良いかも知れません。

ロマンを求め続けている方が、m案外楽しいものだ。

 

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長良川の畔には、円空が入定した塚があります。

即ち即身仏になったということで、これを行うには相当の覚悟が必要。

今は法律的にも不可能となっているが、

"本物"の精神を持つ僧しか出来ない究極の修行。

 

まだまだ円空の事を伝えきれないが、

興味がある方は円空由来の地や、記念館なども複数あるので、

それらを巡ってみるのも良いかと。

 

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その後、美濃市に移動し、美濃和紙あかりアート館を見学。

こちらはカメラ撮影可能です。

 

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こちらも見学しているのは私だけです。

 

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どうやって綺麗な球体にしたのだろうか?

 

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こちらはグラデーションが巧い。

 

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あれはモモ、いやリンゴだったかな?

イデアが良いね。

 

付近のうだつの町並みは、駐車場がよく分からないから、

未だ歩いて観光したことが無い。今日もそのまま高速道路で帰宅。

今日はこれといった快走路やワインディングも無かったけど、

色々勉強になったツーリングでした。

 

走行距離 127.5km

走行燃費 20.3km/L