和歌山県の紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島は地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の総称名で、戦中の遺構などが数多く残る島を歩いてみます。
無人島なので加太港から船に乗船。
料金は往復¥2000 駐車料金は車1日¥700 バイクは¥200でした。
客の中には釣り竿とキャンプ一式装備の釣りバカっぽい人たちも居ましたが、島に宿泊しない人は必ず最終便の船に乗り遅れないようにしましょう。
ちなみに最終便の時間は16:30となります。
船の発着場となる野奈浦桟橋は島の北側。さてどういうルートで島を巡ろうか。
桟橋近くには自販機があるので、飲み物なら島で購入は可能。
今日は平日ですが結構多くの乗船し、半分以上は若者でした。
取り敢えずいの一番に飛び出し、時計回りで攻めてみる。
で、今知ったけど第4砲台跡や、南垂水キャンプ場方面へは行っていないことが、
この記事を書きながら散策マップを見て知るという(笑)。
どうも第3砲台跡を最初に見たようだ。
そういえば真っ暗の場所があるということで、乗船前にバイクに積んだランタンを取りに行ったけど、実はスマホのライトだけで十分だったよ。
ここは砲台の弾薬庫かな。
ここ弾薬庫跡は友ヶ島のシンボルみたいな場所。
内部の造りなんかは岐阜県の関ヶ原の陸軍火薬庫みたいな感じ、ただあっちは無機質なコンクリの壁だったと思う。
レンガも綺麗に残っている。
将校宿舎跡。中は荒れてたけど外観はかなり綺麗補修したのかな?
タカノス山展望台
眼下には淡路島が見え、ここ友ヶ島と同じく海峡を航行する船舶を攻撃する由良要塞があった。
島の道はこのような未舗装となっている。緩いといえ登りもあるので早足で歩くと3月初旬とはいえ暑い。
島内には椿の花が沢山咲いているが、花の首ごとぼとって落ちるからあまり良いイメージがないんだよね。
そしてこの傷何なの?
まるでよく分からん・・・。
ここは旧海軍聴音所跡。
水中のソナーで敵艦や潜水艦のスクリュー音を察知する場所だ。
便所だ。まあでも特に気になるものはないな。
池尻キャンプ場。奥には蛇ヶ池が見える。
友ヶ島灯台。明治5年に造られたが昭和55年に改築したようだ。
日本標準時子午線の最南端らしいが、全く実感がないぜ(笑)。
この後第2砲台方面へ行くと、この辺りでたぶんイタチだと思うけど数匹姿を見せた。
ちょっと気になる廃物件が並ぶ。
かつては旅館や海水浴ができる施設があったんだ?
多分昔は海水浴が出来たっぽいけど、漂着物が多すぎて鹿もうろついてるし。
第2砲台跡は終戦後に爆破され、一部半壊して一部が残っている。
こうして島を歩いて来たけど、途中で砲台とかどうでもよくなって来てる(笑)。
正直もっと刺激的なものが見たいんだよね。
桟橋の方へ戻る途中には廃屋がちらほら。
軽トラックがいっぱい。
そういえばここの砲台跡はSIREN2というホラーゲームのモデルとして使われているんだけど、プレイヤーが乗ったり、屍人が乗り回してるゲームの軽トラも参考にしたんじゃない!?
もしかしたら真夜中でしかも雨が降っている時に、この島に居たらリアルSIRENの雰囲気が楽しめる気がする。
ほらSIRENやん。
桟橋近くまで来たらちょうど船が着たようだ。
今回も若干割愛した場所もあるけど、2時間で島の約半分を歩いたのかな。
深蛇池や寅島方面へ向かうには時間が足りないと思い断念した。島を歩くと意外と広いし、船の時間に遅れると拙いから時間厳守でした。
ただもう一回来たいか?って聞かれたら、私的には一回来ればいいかな的な感じでした。広島県の大久野島(毒ガス島・うさぎ島)ならまた行きたいんですがね。