蠢動記Ⅱ

ツーリングと登山を中心に書いてます

県境のマッターホルン!冠山

今日は岐阜県福井県に跨る冠山への登山です。

登山口である冠山峠までは何度も来ているが、ついに登る日が来たかという思い。

いざ冠山!

 

冠山林道の状況

名古屋中心部から全線高速道路を使っても、2時間30分以上と結構な山深い場所に登山口がある。

5月26日現在、岐阜県側からは冠山峠までは走る事ができた。

冠山林道は毎度のように落石・山からの流れる沢水など危険がいっぱい。

それでも福井県側は冬季通行止めなので対向車が少ないのは幸い。

 

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まだ道の傍らには残雪が残っている。

今回は通っていないが、高倉峠方面への分岐の道も通れる様子。

こういう林道はオフロードやアドベンチャー系のバイクとの遭遇が多い印象。

何故なら絶対にバイクが泥だらけになるので(笑) 車高も高くないと靴も泥だらけになることも。それでもノーガードレールで道の開放感もあるし、絶景の山々が望めるのでこの地方人気の道のひとつだと思う。

 

因みにこの冠山林道の東側を通る酷道157号も冬季閉鎖中だが、福井県側の温見峠間近の橋梁が崩落したようだ。

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※画像は投稿サイトからお借りしました

有名な"落ちたら死ぬ!"という看板で有名なR157号で橋が落ちるとは・・・。

洒落にならん。

いざ冠山へ

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冠山峠登山口。もう既に数組の登山客が来ている。

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それでも福井県からはアクセスしにくいので車は少ない。

私はそれを狙っていた。この山は岩場登りがあるので、あまり人が多いと渋滞したり、プレッシャーを感じたりするので、登山者もまだ少ない先週、今週が狙い目だった。

 

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公衆共同トイレ完備!

 

ここでの虫対策はマダニへの対応ぐらい。たぶんヒルはいない。

もちろん熊は出没するよ。

 

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歩いてすぐに目標の山が見える。

あんな急峻な山登れる気がしないと思っていたが、実は初心者向けみたい。本当かな?

 

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イワウチワ。道中多種多様な花が沢山咲いてました。

他にヘビ2匹、キジ1羽を目撃。姿を現さないが鳥の鳴き声があちこちで聞こえる。

 

そこまで激しいアップダウンでは無いが暑い。

それでも1時間ほどで冠平に到着。でも取り敢えずスルーしてこのまま岩場へと進む。

 

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よく登山者が休憩する場所はあの真ん中辺りの広場。

周辺はササに覆われいるのでかき分けて進む箇所もある。

こういう所にマダニが潜んでいる。

 

岩場には下りようとしている人が2組居たので下りるのを待ってから登る。

石とか落とさないでね。

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垂直に近い岩場に初見だとびびるかもだけど、登ってい見ると意外と登りやすい。

それでも油断すれば「真っ逆さまにDESIRE♪」確実に致命は免れない。

でも下りるときが怖いんだよな~(汗

 

この岩場を越えればもう頂上です。

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頂上は狭いのでここでは食事などは避けたい。

 

頂上からの眺望は?

 

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まさに緑一色。ただ今日は霞んでいるのが残念。

 

さて下りますか。

ここでリュックを下したんだけど、私のざぶとんが無い。どこかで落としたかな?

帰りは落ちていないか確認しながら進もう。

下山開始

まずはさきほどの岩場を下りないといけない。

が、タイミング悪く頂上で休んでいた60~70歳くらいの登山者が追って来た!

しかも岩場をダブルストックで! しかも結構早いので妙にプレッシャーを感じる。。

一応ロープが垂れているので軽く握るが、万が一滑った時のための補助的なロープなので、基本的には足で足場を確認しながら下りて行く。

 

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無事に下りてきたので冠平で撮影。

追跡者?も途中までササをかき分けながら追ってきたが、急に踵を返して峠の方へ歩いて行った。

・・・それにしても年配者も多いな。

おばちゃんも岩場を登って行ったし。やっぱり冠山はこの岩場が一番の醍醐味なのかな? だとしたら登山者って結構肝が据わっているなと思う。

 

 

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冠平からは尾根が続いており、相当な距離があるが若丸山などへ行けるようだ。

ここは紙地図は特に不要だと思いつつ、見るのも好きだからコンパスと共に持って来ているが、ここから先は徒歩道も無いんだよね。

 

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と、思ってしばらく見てたら、尾根を歩くパーティーを発見。

若丸山か、写真でも見えるが開けたピークの辺りまで行って戻ってきたのかだろう。

 

取り敢えず飯。

いつものラーメン・・・と、思いきやコンビニのおにぎり2個を食べただけ。

 

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だって暑いもんここ(笑) 薄い雲がかかっていはいるがやはり暑い。

 この日差しの中でラーメンはきつい。

今は早く帰ってフルーチェを食べたい気分。(本当に帰って食べた)

 

食後にようやく下山しました。

 

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道中に私のざぶとん落ちてたー!!

 

ふぅ・・・他の登山者に「地球に優しくない!」とか言って拾われなくて良かった。

 

 

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実はこの後、金草山もついでに登るかと計画していた。

 

一度峠に戻って、冠山と反対側へ行くのだけど、これは無理だと判断。

普段使わない筋肉を使ったせいか、帰りは足取りが重い。

あと金草山は、私の計算でも往復4時間コースだし戻って来たら16時。

さらにもう水が厳しい。ペットボトル2本持ってきたが、下山間近で1本飲み切っている。絶対足りん!

てなわけで今日は帰ります。

 

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ダウジングで水脈が見つかればいいが(笑)

 

 

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何はともあれ無事に冠山陥落に成功。

 

 

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こうして見ると1時間前後で頂上まで行けるので、初心者向けと言えると思う。

標高差も無いしね。ただこの時季でも暑い。

本格的な暑さになったら登山はお休みして、ハイキングとかでも良いかも知れん。

 

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オフロード車のライダーも登山しているようだ。

この後テネレ660?とも出会った。やはりそっち系のバイクばかり。

 

この後の予定は?

まずは登山着のままだけど、このまま徳山湖の東屋まで走る。

濡れた服でバイクで走ると凄い気持ち良い季節だしね。

ただ道中のトンネルは極寒です(笑)

 

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態勢を整えるにはこういう場所に限る。

 

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ここでラーメンとコーヒーを飲みながら今後の予定を考える。

 

このまま揖斐川を通るので、奥伊吹で2りんかん祭りが開催されている。

去年は別目的で訪れたけど、特に興味を惹くようなこともなかったかな。

個人的には、後日開催された痛車イベントのが良かった。今年も行こうと思ったが、この記事を書いている途中に用事が出来たので行けそうもない。

 

他は岐阜のマチュピチュは・・・ 今日は霞がかかっているから微妙そう。

・・・・・・無いじゃんか行くとこ。。

 

まあ適当に帰るとするか。

歴史資料館と藤橋城

徳山ダムを過ぎた先で、以前から気になる場所を思い出したので寄ってみた。

藤橋城という施設があり、そこがプラネタリウムということは以前から知ってはいたが、今日はもう予定が無いしそこへ寄るのもありだ。

 

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立派なお城。いいじゃんいいじゃん。

施設案内を見ると¥500で隣接する歴史資料館とプラネタリウムが見れるって。

上映時間もタイミングがいいから入場料を払う。

 

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久しぶりにプラネタリウムを観賞したけど、これはいいもんだ。

星空が映し出されると、まるでZガンダムの全天周囲モニターみたい(笑)

 

・・・・・・

 

30分の上映だけど充実した時間だった。

それに随分とリラックスできたのではないかと思う。

 

続いて歴史民俗資料館にも行ってみる。

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かやぶき民家が5棟ほど移築・復元し、内部に当時の様々な暮らしぶりを見ることができます。

が、その前に鯉の餌を貰ったので池に行ってみる。

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近づいただけで寄って来る鯉たち。

当然バクバク食べる。

 

ここからは画像ラッシュで。

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民家の中にも入れるんだけど、思ったよりかなり良かった。

もちろんこの他にも当時の食事や道具などなど、見るべきものが多いと思う。

 

以前は歴史民俗資料館に行っていた時期もありました。

たまに学芸員みたいな人と、マンツーマンで見て回る羽目になった時もあったことを思い出した。説明長くてなかなか解放されねー!とか(笑)

 

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水辺にはヤングコーンみたいなものが生えているカラーという花が。

 

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施設の駐車場にはダイドーの自販機。さらしぼオレンジはもう。。

 

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食事処。客は誰もいないぜ。

 

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あまごがイチオシのメニュー。

 

充分満喫したので帰る。

また寄るのを忘れたが揖斐川に珍しく汎用自販機がある。

汎用自販機はお菓子や菓子パン、おつまみなどが基本的に入っている自販機である。

 

揖斐川の堤防道路走っていると急に強い風が吹いてきて驚いたが、アフリカツインASには効かぬ!

特に問題が起こることなく無事帰宅。

 

これから本格的な暑さになるので、また水問題が起こりつつある。

今さらっと調べて持って行く水の量を計算。

登山中に必要な水分量=自重(体重+ザック)×5×行動時間

70kgの人が8時間行動すると時は2.8L必要らしい。夏場はもっと多め。

私は8時間も行動しないけど、自重はもっとあるから4時間としても2Lは必要みたい。

今日は約2.5時間で500mlだったのでかなり足りなかったですね。

・・・制約が色々とある登山は色んな問題が起こります(汗 

 

走行距離 235.8km

走行燃費 23.8km/L