久しぶりの渥美半島ツーリング。
先週は伊自良湖、つい連想して伊良湖を思い浮かべてしまうが、ちょうど今日は「海」っていう気分だったのでちょうどよい。
しかしその伊良湖岬がある渥美半島にはあまり楽しい思い出が無い。
訪れたのはいつ以来だろうか?分かっているのは師崎~伊良湖間のフェリーが廃止する直前に行ったのは覚えているくらい。
吉胡貝塚
出発は7時15分。名古屋からはほぼR23号のバイパス区間で行けるのが便利。
しかし今日は寒い。アフリカツインASを納車してからというもの、ツーリングの朝は、毎回グリップヒーターを作動させている気がする。
まずは吉胡貝塚に9時頃に到着。奥の建物は資料館です。
さて今日のプランですが、全てツーリングマップルを見て決めてます(笑)
一応昼飯だけは昨夜に探してありますが・・・。
貝塚はどこだ?
・・・・・・
!!!?
あらやだ!( д) ゚ ゚
姉さん事件です・・・。人骨が埋まってます!
・・・・・・
嘘です。展示物でした。結構リアルで笑えました。
屋外ですがなかなか斬新な展示の仕方ですね。
私も山で事切れて誰にも発見されなければこういう運命を辿るだろう。
縄文時代ということで身長も低く150cm前後みたい。
それでもこの貝塚に約350体も葬られた人骨が発見されたそうです。
このフェイクの骨と、本物の骨と入れ替わっている・・・
何てことはミステリー小説「櫻子さんの足元~」ぐらいだろうか(笑)
発掘跡の貝層。
主にハマグリ、マガキ、アカニシなどの貝のようです。
今や高級食材である国産ハマグリも、縄文時代には結構採取できたんですね。
さあ、意外と楽しめたし、次はどうしようか。
近くに有名な蔵王山展望台があるけど、今日は今の所日和が良くないのでまた次回にしよう。
近くに年中登山出来る山もあるから、その時見学すればいい。
民宿サーフィン
渥美半島の回り方は経験が少ないので何とも言えないが、今回は県道2号沿いからR259号へ走る事にした。今日に限れば正解だと思う。車も少なく快適な走りが続いたから。
色々回る前に、早めに飯を食べておくことにした。
混雑する前にひっそり食事をしたいからだ。事前に調べた食事処は9:00~21:00と都合が良い営業時間。
今いる三河湾側から、南に位置する遠州灘側に移動する必要があるが、半島自体は細いのですぐ反対側に移動できる。
民宿も経営しているようで車は多い。が、店の電気が灯っていないぞ!
こういう怪しい店?はちょこちょこ経験してるから、落ち着いてガラス越しに中を覗くと、知り合い同士と思しき7~8人ほどの高齢者が、談笑しながらコーヒーを飲んでいる。よし!大丈夫そうだ。初見でソロだと雰囲気で引き返す人も居ると思うのよ。
観察は大事だよね(笑)
店の電気を消している理由は不明だけど。
店内は喫茶店っぽい感じ。勿論コーヒーなどのドリンクメニューも豊富だった。
私はあまり海鮮丼は食べないけど、この店人気の海鮮丼でも頼もうかな。
だがしかし、生もの系は11:30頃からじゃないと作れないと言われてしまった。
やはりそういう運命だったか。。
また後で来て貰ってもいいよと言ってくれたが、ここは運命を受け入れよう。
どのみち今週は風邪か知らんけど鼻が詰り気味で味が分かりづらいし、寒いから温かいものがいいような気もしていたところだ。
地ざかな丼は写真でお楽しみ下さい。
味噌カツ定食(¥980)を選択した。
太平洋ビーチ
渥美半島に来たら行っておきたい場所がある、
荒々しい波が押し寄せる遠州灘を望めるビーチが近くにある。
そして通年サーファーが集まってくる場所でもある。
海との距離が近いので愛車と共に撮影。
北陸には砂浜を走れる千里浜なぎさドライブウェイというのがあるが、ここにも一応あるんよ。でも大型バイクではスリルを味わえるかも?
砂浜! 実はフルパニアのV-Strom650でノータイムでここに突っ込んだら見事に倒れた経験がある。タイヤの3分の1くらいはうまるちゃんしましたね。
新型アフリカツインでリベンジだと思って、砂や走行ラインの観察をしたが、結局逡巡したのち止めた。
まずはあれから泥道や雪道でリアタイヤをスタックさせた焦った経験を思い出し、さらにそもそも先へ行く理由も無い。靴も砂まみれは必然だし。
以上のことから止めた方が無難。チャレンジャーはどうぞ。死にはしないから。
でもついこの間youtubeで、スタックしたバイクの華麗な抜け出し方の動画を見てやってみたい気持ちもあった。
先にはまた砂道が待ち構えている。
ここは静かにハマヒルガオでも見ていた方がいい。
岩に打ちつける波をみたり、
スカイフィッシュが飛んでいるのを観察した(笑)
いつの間にかちょこっと日が出てきて明るくなった。
やはり海には青空か夏雲じゃないとね。
寄り道1
渥美半島には沢山の田んぼや畑がある。たまに国道・県道が逸れて田んぼの畦道もいいもんだ。
再び三河湾側へ移動。
地図を見ていると面白そうな場所があったので寄り道していく。
ツーリングマップルでは「黒部岩」と記載している辺かな。
こういう明るいフラットダートが好み。
奥へ進むとコンクリート舗装の道路になる。
今日はこういう道を随分と走ることになった。
奥に見える所も未舗装じゃないかな?
これ以上ないっていうくらい開けた場所ですが(笑)
更に行くと橋があり対岸へ渡ることができたが、
記憶では夜は通行止めになるらしい。ここはアサリの漁場らしく密漁防止のためだろう。
開けた場所に良い感じのベンチと公衆トイレがあった。
休憩するのもいいね。
穏やかな三河湾を望むことができる。
渥美や知多などの特産である大アサリも、別名ウチムラサキというからこれはその貝殻だと思う。この大アサリも不漁なのか随分値が張るようになった。
この辺りでは焼き大アサリが2個で¥700だった。少し前は3個で同じ値段だと思ったが。。
¥700だと大あさりが1個乗っている師崎ラーメンが食べられるよ。
何だろこの植物? 花の半島というだけあってツーリング中も沢山の花や、他で見たこともないこういう植物がごろごろ生えている。
あの建物群は西浦温泉かな。
とりあえずひたすら海沿いを走る。
干潟みたいになっているので野鳥も多い。
おお何か凄い!鎮守の森ってやつか。
少し入ると社か宝物殿みたいな建物が。
ま、この鳥居の前で引き返したので中は不明だぜ。
気になる人は直接訪れてみてね(笑)
ちょっと変な松。
寄り道2
走っているとどこかで見た立哨台が。あれはたしか関ヶ原の火薬庫か。
ここは小さな公園だけど、昔は大砲などの試験場だった。
目の前が伊良湖水道で多くの航路が往来する場所などは重要な場所だし、必然こういう戦争遺構も多い訳だね。
公園からすぐの所に周囲の景色とは違う、異彩を放つ塔が見えた。
ここは有名な気象塔兼展望塔(六階建)
大砲の弾道や、風速・風向きを観測する施設だったそうで。
この六階建には機銃掃射の痕も残っているそうな。
1Fの内部。恐らく私有地っぽいので浸入は控えている。
腐ったキャベツが転がる畑には無線電信所という施設。
道の駅に新聞記事が貼ってありました。
浜で観察
伊良湖ストレート(いま作った)。
快適に走れる道だが、一部砂が堆積してる場所があって行きは避けたけど、また後で通った時は敢えて突っ込んだらタイヤ滑った感覚があった。
うん砂は素直に避けよう。砂だけに(笑)
一応今回の終点である道の駅伊良湖。
あまり変わりないないかな。中のゲーセンのレトロ具合も、
3年半前ぐらいにフェリー待ちの間に遊んだネコも、同じ場所で可愛がられていました。
ネコで思い出したけど、渥美半島で3回もネコの飛び出しに遭遇した。
一回はカラスにぼわれて飛び出して来ました。渥美に訪れた際はネコ注意です。
師崎行の航路は無い。師崎へ行きたい方は篠島で乗り換えだったかな?
ただし高速船なのでバイクは載せられません。
ナメクジウオって人間の祖先とか本当なのだろうか。。
※追記
よくよく調べると、人などの脊椎は脊索が進化したもので、その脊索を持つ一番原始的な生物がナメクジウオであるらしい。つまり脊椎動物の祖先がこいつ。
それまではホヤが一番の祖先だったみたい。
さらに人の遺伝子の9割がナメクジウオにもあるそうだ。
難しい話だけど何か凄いことを知ってしまった。
何にしても今度見つけてみるか。私たちの母である可能性もあるし。
そういえば三河大島は子供の頃行ったことがある
当時赤潮だか知らんけど、魚の死骸が大量に浮かび、かき分けるように泳いだこと、山火事で騒然となったことしか記憶に無い(笑)
道の駅を後にすると、再び伊良湖ストレートに戻る。
そろそろひとりゆっくり休憩したいところだ。
よしここでいいか。
椅子展開!
さらにBluetoothスピーカーで音楽を聴きながら腰を掛ける。
うーんいいじゃないの。よくリラックスできる。
しばし物思いに耽たいが、手に持った双眼鏡で伊良湖水道を通る船舶、野鳥、釣り人、近づいてくるライダーなど観察するものが次から次へとやってくるのでそんな事をしている場合じゃなかった(笑)
もうすぐそこは知多半島。
ここの航路は伊良湖水道から三河湾に入るだけでも、篠島や他の無人島があって結構狭いよね。
漂着物をテーブルに。何かと妙なものが流れてくるので、漂着物探しは暇つぶしにもいい。
特産のメロンを使った菓子でティータイムを楽しんだ。
2時30分ごろに撤収し帰宅。
名古屋まではバイパス利用でも3時間ほどかかるので。
帰りもほぼメインはR259使ったが、夏季など混雑する時は内陸の畦道や、三河湾側の海沿いの道を使い分けるのがいいかと思う。
今まではあまり楽しい記憶が無かった渥美半島だったが、今日は多くの寄り道などをしたせいか楽しかった。もっとゆっくりしたいと思えるくらいですね。
山の眺望もいいけど、海は船や野鳥も見つけやすいので双眼鏡も持って行くのもオススメしておきます。
走行距離 297.2km
走行燃費 24.2km/L